市場概観 - ページ 56


ドルは78.23円付近。財務省の中尾武彦財務官は「最近の円相場は一方的、経済実態を反映していない」、「為替相場に過度な動きがあれば、必要に応じて断固たる行動とる」などと発言したが、目立った反応は出ていない。豪ドル/円AUDJPY=は79.89円付近で停滞。前日の豪中銀の予想外の利下げに続き、この日は8月の豪貿易収支が予想以上の赤字を記録。豪ドル/円は9月6日以来の80円割れとなったが、市場参加者によれば、80円割れの水準では個人投資家の買いが流入している。ただ、「ユーロ/豪ドルがストップロスを巻き込んで上昇したことで、豪ドルの上値は重くなっている」(大手信託銀行)ほか、8月の豪小売売上高が明日発表されるのを前に豪ドル買いに慎重な向きも多い。ドル/円は78.17円付近。投資家のリスク投資意欲がさえない中で、やや円が買い戻されている。こうした中、きょうは9月全米雇用報告と9月米ISM非製造業総合指数の発表が予定されているが、市場では「総じて堅調なら、米雇用統計への期待感から米株式はリスクオンとなり、ユーロと豪ドル買いを誘発する要因になり得る」(外資系証券)との見方が出ていた。ロイター調査では、9月全米雇用報告(ADP)は14万3000人増(前月20万1000人増)、9月米ISM非製造業総合指数は53.2(前月53.7)が予想されている。...
スペインによる早期支援要請に不透明感が残る中、ユーロが下落した。豪ドルに対しても中国景気の減速懸念を背景に圧力が強まった。 ユーロは対ドルで一時1ユーロ=1.2900ドル台を割り込み1.2894ドルまで売られた。前日の海外市場では1週間ぶり高値となる1.2968ドルまで買われたが、その後じりじりと値を戻している。 一方、ドル・円相場は1ドル=78円31銭と先月21日以来の水準までドル買い・円売りが進んだが、その後は一転してドル売り・円買いが優勢となり、正午前には早朝に付けた日中安値78円12銭付近まで値を戻した。...
2日のシドニー外為市場では、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)による利下げを受けて、豪ドルが1カ月ぶり安値まで下落した。RBAはこの日、政策金利を0.25%引き下げ3.25%とすると発表した。また一段の利下げにも含みを持たせた。市場では、利下げの可能性が全面的には織り込まれていなかったため、豪ドルの対米ドル相場AUDは、0.6%安の1豪ドル=1.0295米ドルと、9月7日以来の安値を付けた。多くのエコノミストは、11月に利下げが実施される可能性が高いと予想していた。RBAは声明で、悪化する世界経済や輸出価格の下落、通貨高が豪経済の主要な圧迫要因になっていると指摘した。ンターバンク先物市場では、60%の確率で11月に追加利下げが実施される可能性が示されている。アラブ銀行オーストラリアのトレーダー、デビッド・スカット氏は、豪国債は最高格付けを維持しており、その通貨である豪ドルの下落幅は限定的だと指摘、他の西側諸国に比べれば比較的引き締め方向の金融政策を維持しているとの見方を示した。同氏はその上で「豪ドルは1.0300米ドルを大きく割り込むことはない」との見方を示した。豪ドルの当初の下値支持線は1.0292米ドルでその次は1.0237米ドル。上値抵抗線は1.0375米ドルとなっている。...
東京株式相場は続落。米国、中国の経済統計の低調、日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)の悪化を受け、世界的な景気の先行き不安が広がった。繊維製品や鉄鋼、ガラス・土石製品など素材関連、ゴム製品や輸送用機器など輸出関連を中心に景気敏感業種の下げが目立った。 TOPIXの終値は前週末比5.07ポイント(0.7%)安の732.35、日経平均株価は73円65銭(0.8%)安の8796円51銭。日経平均は終値で9月6日以来の安値。 米国で前週末に発表された9月のシカゴ地区製造業景況指数は49.7と、3年ぶりに活動の拡大と縮小の境目を示す50を下回った。9月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)も78.3と、速報値の79.2から下方修正。8月の個人消費支出(PCE)は、インフレ調整後の実質ベースで前月比0.1%増とわずかな伸びにとどまった。...
来週の外国為替市場では、リスクオフモードの強まりに警戒が必要となりそうだ。各国で注目材料が相次ぐが、市場の注目は欧州中央銀行(ECB)理事会や日銀金融政策決定会合よりも中国や米国の重要経済指標に向かっている。世界経済の先行き懸念が強く意識されれば、ドル/円、ユーロ/ドルとも下方圧力にさらされそうだ。予想レンジはドル/円が76.50─79.00円、ユーロ/ドルが1.2700─1.3000ドル。
ユーロ圏17カ国では9月のインフレ率が予想に反して上昇した。域内経済はリセッション(景気後退)に陥っている可能性があるものの、エネルギーの値上がりが響いた。欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の28日の発表によると、9月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比2.7%上昇となった。伸び率は8月の2.6%を上回った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト40人の調査中央値では2.4%上昇が見込まれていた。 28日の外国為替取引で、ユーロは堅調を維持。前日にスペイン内閣が緊縮予算案を承認し財政改善への決意を示したことで、国際的な救済要請へのハードルが低くなったとの見方から安心感が高まった。...
ユーロは軟調。この日発表されるスペインの予算案に注目が集まっている。ドイツの9月の失業者数が6カ月連続で増加したこともユーロの弱材料となり、対円では8営業日続落。 ロンドン時間午前9時54分現在、ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2874ドル。前日は12日以来の安値1.2835ドルまで下げる場面もあった。対円は0.1%未満の下落で1ユーロ=100円03銭。
ユーロが対円で前日に付けた2週間ぶり安値付近で推移。スペインなど欧州の債務問題が悪化しているとの懸念が背景にあり、ユーロは1ユーロ=100円ちょうど前後で上値の重い展開となっている。 午後1時18分現在のユーロ・円相場は1ユーロ=100円04銭前後。26日の海外市場では一時、13日以来の水準となる99円71銭までユーロ安が進み、この日の東京市場でも99円91銭まで弱含む場面が見られている。 ユーロ・ドルは海外時間に1ユーロ=1.2835ドルと12日以来のユーロ安値を付けた後、下げ渋り、この日の東京市場では一時1.2892ドルまで値を戻したが、ユーロ買いもそこまでで、同時刻現在は1.2881ドル前後となっている。...
ドルが77.62円付近。14日以来の安値となっている。アジア市場での株安を引き継ぎ、序盤の欧州市場でも各国の主要株価指数が軒並み下落、米10年債US10YT=RR利回りが急低下しており、ドル/円が圧迫されている。米長期金利の低下を受け、逆相関関係にある円には上昇圧力が掛かっている。ユーロ/円も下落し、99.79円付近と13日以来の安値となっている。ユーロが一時100円割れ。13日以来。ユーロ/ドルで売りが観測されているほか、アジアの主要株価指数が総じてマイナス圏で推移しており、ユーロ/円も圧迫されている。 ユーロ/ドルは1.2904ドル付近。中銀イベントを通過し、市場では再び世界経済のファンダメンタルズに視線が注がれているが、IGマーケッツ証券の為替担当アナリスト、石川順一氏は「特に欧州のファンダメンタルズに関心が集まる中で、ユーロ相場の動向が外為市場のトレンドを左右する可能性が高い」との見方を示している。...
ユーロが下落。スペインの支援問題などの行方が依然不透明で、同国の格下げリスクも意識される中、ユーロは売りが先行する展開となった。 ユーロは対円で一時1ユーロ=101円台を割り込み、14日以来の安値となる100円87銭まで下落。その後いったん101円台に戻したが、上値は重く、午後3時44分現在は100円99銭前後となっている。ユーロ・ドル相場も1ユーロ=1.29ドル後半から一時1.2928ドルと2営業日ぶりの水準までユーロ安が進み、同時刻現在は1.2940ドル付近で推移している。...