市場概観 - ページ 67


東京株式相場は続伸。米国の製造業受注額の堅調が安心感を誘ったほか、欧米、中国の金融緩和期待などを背景に前日の国際商品市況が上昇したことを好感し、鉱業や商社といった資源関連株が買われた。 TOPIXの終値は前日比1.59ポイント(0.2%)高の778.70、日経平均株価は37円58銭(0.4%)高の9104円17銭。TOPIX、日経平均とも朝方に6月以降の日中高値を2日ぶりに更新する場面もあったが、きょうの米国市場が独立記念日で休場、対ユーロを中心に円がやや強含んだ影響が出て、午後は伸び悩んだ。...
ユーロが下落し、対ドルでは1ユーロ=1.26ドル台を割り込んでいる。欧州安定化メカニズム(ESM)などの要支援国救済の枠組みに不透明感が残ることから、ユーロの戻りは限定的となっている。 ユーロは朝方に付けた1.2609ドルを上値に、一時は1.2582ドルまで水準を切り下げ、午後1時15分現在は1.2586ドル付近で推移。また、対円でも1ユーロ=100円67銭から、一時100円23銭まで下落し、同時刻現在は100円41銭付近で取引されている。 ドル・円相場は朝方に付けた1ドル=79円89銭から、午前10時半すぎには79円59銭までドル安・円高方向に振れたが、上下ともに限定的で、午後1時15分現在は79円77銭付近で推移。前日の海外市場では、5月の米製造業受注が市場の予想を上回る伸びとなったことに加え、各国中央銀行の景気下支え策への期待感もあり、米株のほか原油や金などの商品市況も上昇してリスク回避ムードが後退する中、79円93銭まで円安が進む場面も見られた。...
経済協力開発機構(OECD)の事務次長で、前財務官の玉木林太郎氏は「急激な為替変動は円高であれ円安であれマイナスだが、円高への恐怖が強迫観念になり過ぎて、円高になればなるほど株式相場が下がり、人々が悲観的になるという社会構造を維持したままでいると、政策判断ミスの元になる」と警告する。 玉木氏は2009年7月から2年間、財務官を務め、11年8月にOECD事務次長に就任した。前月29日に行ったブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、日本では円高が悪で円安は善であるという認識が強いが、それはいつくかの思い込みによるものであり、日本経済にとっては、円高よりも、むしろ資源高による国民所得の流出の方が大きなダメージを与えている、と主張する。...
円が反落し、対ドルでは1ドル=79円台後半に水準を切り下げている。欧米の経済指標悪化を受けて円買いが先行したものの、アジア時間は中国とオーストラリアの経済指標の堅調を背景にリスク回避の動きが緩む格好となっている。 ドル・円相場は午前8時半すぎに79円41銭まで円高が進んだ後、79円82銭まで円が売られ、午後1時10分現在は79円78銭付近で推移。円は対ユーロでも1ユーロ=99円89銭を上値に、100円58銭まで水準を切り下げ、同時刻現在は100円56銭付近で取引されている。...
ユーロ圏の5月の失業率は統計始まって以来の最悪となった。深刻化する景気低迷と財政緊縮は、スペインやイタリアなどで企業に人員削減を促した。 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の2日の発表によると、5月の失業率は11.1%で、4月の11%を上回り、1995年の統計開始以来の最高となった。
ユーロが前週末に付けた約10日ぶり高値付近から反落。前週末の欧州連合(EU)首脳会議は銀行への直接資本注入などで合意したものの、欧州債務危機への不安は完全には払しょくされていない。欧州景気への懸念もくすぶる中、ユーロは売りに押される展開となっている。 ユーロ・ドル相場は前週末には6月21日以来の水準となる1ユーロ=1.2693ドルまでユーロ高が進んだが、週明けの東京市場では1.2615ドルまでユーロ売りが進行し、午後1時35分現在は1.2627ドル前後。ユーロ・円相場も前週末に付けた同21日以来のユーロ高値1ユーロ=101円39銭付近から値を切り下げ、同時刻現在は100円70銭付近で推移している。...
5月の全国の消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI)は、前年比で4カ月ぶりのマイナスに転じた。景気は緩やかに持ち直しつつあり、コアCPI前年比は当面ゼロ%近傍で推移するとみられている。一方、同月の完全失業率は4.4%となり、前月から改善した。 総務省が29日発表した5月全国のコアCPIは前年同月比0.1%低下した。先行指標とされる6月の東京都区部は0.6%低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめた予想中央値は全国が横ばい、東京は0.7%低下が見込まれていた。前月はそれぞれ0.2%上昇、0.8%低下だった。...
6月のユーロ圏景況感指数は低下し、ここ2年半余りで最悪となった。当局者がソブリン債危機封じ込めに苦戦する中、域内経済の低迷が4-6月期に深刻化したことが示唆された。 欧州連合(EU)の欧州委員会が28日発表した6月のユーロ圏景況感指数指数(速報値)は89.9と、5月の90.5(改定前=90.6)から低下し、2009年10月以来の最低となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト27人の調査中央値では89.6が見込まれていた。...
円が上昇しており、対ドルでは1ドル=79円台前半に水準を切り上げている。欧州連合(EU)首脳会議を間近に控えて、域内債務危機の抜本解決につながる対策への期待感が薄く、リスク回避に伴う円買い圧力がくすぶっている。 円は対ドルで朝方に付けた79円76銭を下値にじりじりと水準を切り上げ一時は79円37銭まで上昇。午後零時現在は79円40銭付近で取引されている。前日の海外市場では一時79円87銭と、2営業日ぶりの水準まで円安が進んでいた。...
ユーロの上値が重かった。あすから始まる欧州連合(EU)首脳会談で、欧州債務危機の抜本的な解決は期待できないとの見方が重しとなった。 ユーロ・円相場は早朝に1ユーロ=99円42銭を付けた後、一時99円08銭までユーロ売り・円買いが進行。重要イベントを前に様子見姿勢が広がる中、午後には早朝の水準付近まで値を戻したが、さらにユーロを買い上げる動きは乏しく、午後4時20分現在は99円47銭前後となっている。 三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの亀井純野シニアアナリストは、EU首脳会議について「共同債の話ももともとハードル自体が高いという前提にあったが、きのうのメルケル独首相の発言が反対姿勢というよりさらに強かったということでかなり失望した感じになった」と説明。「欧州問題に対して具体的な進展への期待は後退している」と語った。...
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