市場概観 - ページ 70


小売売上高の低迷など米国景気の先行き不透明感や根強い欧州債務懸念から、自動車、ゴム製品など輸出関連、非鉄金属など素材関連といった海外景気に敏感な業種が売られた。原油先物価格の下落が嫌気され、鉱業や商社株も安い。 TOPIXの終値は前日比0.78ポイント(0.1%)安の725.66、日経平均株価は18円95銭(0.2%)安の8568円89銭。 米商務省が13日に発表した5月の小売売上高(速報値)は前月比0.2%減少し、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。2カ月連続の減少は2008年以来で初めて。欧州連合(EU)統計局が同日発表した4月のユーロ圏17カ国の鉱工業生産指数は、前月比0.8%低下した。...
ロンドン時間14日午前の外国為替市場では、ドルが主要16通貨の大半に対して下落。この日発表される米消費者物価指数が前月比で低下するとの見方から、米連邦準備理事会(FRB)が追加刺激策を講じるとの観測が強まった。 ロンドン時間午前8時47分(日本時間午後4時47分)現在、ドルの対ユーロ相場は前日比0.2%安の1ユーロ=1.2580ドル。円に対しては0.1%下げ1ドル=79円41銭。 ユーロは対円では1ユーロ=99円94銭で、ほぼ変わらず。過去2営業日で0.7%上げていた。1日には95円60銭まで売り込まれ、2000年11月以来のユーロ安・円高水準となった。...
欧州債市場でスペインの10年債利回りがユーロ導入来の最高となった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが同国の信用格付けをジャンク級(投機的格付け)にあと1段階の「Baa3」に引き下げたことから売り込まれた。 イタリア国債の利回りもほぼ5カ月ぶりの高水準に達した。イタリアはこの日の入札で、3・7・8年債を合わせて最大45億ユーロ(約4500億円)相当を発行する計画。13日の12カ月物証券の入札では利回りが前回入札時に比べ上昇した。ムーディーズはスペインを3段階格下げしたほか、キプロスも格下げした。...
ユーロ圏では4月に鉱工業生産が2カ月連続で減少した。とりわけドイツで大きく落ち込み、景気低迷が深刻化しつつある兆候が増えた。 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が13日発表した4月のユーロ圏17カ国の鉱工業生産指数は、前月比0.8%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の調査中央値では1.2%低下が見込まれていた。前年同月比では2.3%低下した。
ロンドン時間12日午前の外国為替市場では、円は主要16通貨のうち15通貨に対し下落。国際通貨基金(IMF)はこの日発表した声明で円の為替レートが「中期的観点から幾分過大評価」されていると指摘。これを受け、各国が日本政府の円安誘導を容認するとの観測が高まった。 円は対ユーロで3営業日ぶりに値下がり。IMFのリプトン筆頭副専務理事は市場介入について、無秩序な相場を回避するのに活用可能だとの見解を示した。 ロンドン時間午前8時15分(日本時間午後4時15分)現在、円の対ユーロ相場は前日比0.5%安の1ユーロ=99円69銭。一時は0.4%上げた。ドルに対しては0.3%下げて1ドル=79円64銭。...
国際通貨基金(IMF)は12日昼、年1回の日本経済に関する審査終了後に声明を発表し、円相場について、安全資産への投資による資金流入などを反映し過去1年に上昇したと指摘した上で「円の為替レートは中期的観点から幾分過大評価」されているとの見方を示した。 日本経済に関しては、着実に回復しているとし、復興支出と力強い民間消費により景気回復が持続すると表明。2012年の実質国内総生産(GDP)成長率は約2%になると予測した。一方で、海外経済の弱さが外需を抑制し企業心理を冷やす懸念も指摘した。...
スペイン政府が銀行救済のためにユーロ圏に支援要請を行うことを決めた後の最初の営業日となった11日、同国の国債利回りは過去4カ月で最も上昇した。最大1000億ユーロ(約9兆8870億円)の支援要請でも十分でないという投資家の観測が背景にある。 スペイン国債を海外の投資家が引き続き敬遠し、ラホイ首相率いる政権が国内金融機関への借り入れ依存を強める状況では、政府と銀行との連結を弱めることを意図したユーロ圏からのライフライン(命綱)が逆効果となる危険がある。...
1-3月(第1四半期)に市場の回復を期待していたウォール街のバンカーやトレーダーが今、ギリシャ情勢の混乱で収益や報酬が脅かされる状況を目の当たりにしている。これは毎年この時期恒例の状況になりつつある。 ゴールドマン・サックス・グループのアナリスト、リチャード・ラムズデン氏は先週のリポートで、米金融機関の投資銀行業務とトレーディング業務の収入は3年連続で第1四半期に比べ3割以上減少する可能性があると予想した。英語の「サイクル(CYCLE)」という言葉はギリシャ語が語源だが、毎年のように前途明るい第1四半期から4-6月(第2四半期)に状況が悪化している主な理由もギリシャが根源だ。...
ユーロがドルと円に対して5月23日以来の高値圏で推移している。スペインが国内銀行向けの支援を欧州に要請する見通しとなったことを受けて、同国の銀行システムをめぐる懸念の緩和につながった。 ユーロ・ドル相場は日本時間早朝の取引で1ユーロ=1.2671ドルまで上昇し、午後1時20分現在は1.2632ドル付近で推移。ユーロは対円でも一時1ユーロ=100円95銭に水準を切り上げ、同時刻現在は100円62銭付近で取引されている。一方、ドル・円相場は1ドル=79円40銭までドル安・円高方向に振れた後、同時刻現在は79円65銭付近で推移している。...
午後の取引終盤で円が一段高となり、対ユーロでは一時1ユーロ=98円台に上伸した。米国の追加緩和期待が醸成されなかったほか、欧州情勢の不透明感も根強く、リスク回避の動きが戻る格好となった。 前日の海外市場で一時100円63銭と、5月23日以来の円安値を付けていたユーロ・円相場は、東京市場の午前に100円ちょうどを突破。99円台でじりじりと円が水準を切り上げ、午後には99円ちょうども抜けて、一時98円83銭まで上伸した。午後3時57分現在は99円15銭付近で推移している。...