市場概観 - ページ 73


ロンドン時間23日午前の外国為替市場でユーロはドルに対し1年9カ月ぶりの安値に落ち込んだ。この日の欧州連合(EU)首脳会議が債務危機への新たな対策を打ち出せないとの観測がユーロの重しとなっている。 ロンドン時間午前10時20分現在、ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.2645ドル。一時、2010年8月25日以来で最低の1.2615ドルを付けた。対円は1%安の1ユーロ=100円37銭。一時は約3カ月半ぶり安値の100円17銭を付けた。 円はドルに対して0.7%高の1ドル=79円37銭。...
日本銀行は23日開いた金融政策決定会合で、全員一致で政策の現状維持を決定した。欧州債務問題の深刻化により世界的に金融市場で緊張が高まっているが、日銀は当面、前回会合で実施した追加緩和の効果を見極める構えだ。 政策金利は0-0.1%に維持。基金のうち金融資産の買い入れを40兆円、固定金利方式の共通担保オペを30兆円の計70兆円に据え置いた。政策委員は2人空席で現在7人。ブルームバーグ・ニュースが有力日銀ウオッチャー14人を対象に行った予想調査でも、全員が現状維持を予想していた。...
午前の取引終盤に日本銀行が金融政策の現状維持を決定したのを受けて、円買いが進行。1ドル=80円台で推移する局面も見られていたドル・円相場は、79円台半ばに円が水準を切り上げている。 ドル・円相場は朝方に一時80円08銭まで円安が進む場面もあったが、日銀会合の結果発表後は79円52銭まで円が値を戻した。午後1時32分現在は79円57銭付近。ユーロ・円相場も一時1ユーロ=100円74銭と、2営業日ぶりの円高値を付け、同時刻現在は100円82銭前後で推移している。...
格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、日本のソブリン信用格付けを引き下げた。世界最大の公的債務の圧縮に向けた政府の「悠長」な姿勢を指摘した。 長期・自国通貨建て格付けは1段階の引き下げで「A+」となった。見通しはネガティブ(弱含み)。 政府は1月、財政収支を2020会計年度までに均衡させる目標について、提案されている消費税引き上げが実現しても達成は難しいとの見通しを示していた。 フィッチは発表文で「日本の財政健全化計画は他の高債務・高収入諸国に比べても悠長に見える。さらに、計画実践に対しては政治的リスクがある」と指摘した。...
ユーロが対ドルで約1週間ぶり高値付近から反落した。ギリシャのユーロ離脱に対する過度の懸念が和らぐ半面、欧州債務問題の先行きに対する警戒が解けず、ユーロはじりじりと売りに押される展開となった。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.2800ドルを割り込み、一時1.2783ドルまでユーロ売りが進行。前日の海外市場では1.27ドル前半までユーロ安に振れた後、一時1.2824ドルと今月15日以来の水準までユーロの買い戻しが進んでいた。 世界的な株価の上昇を背景にリスク回避の流れが一服する中、円は主要通貨に対して下落し、ドル・円相場も1ドル=79円前半から一時79円50銭まで円がじり安となった。...
ユーロが対ドルで約1週間ぶり高値付近から反落している。ギリシャ情勢の先行きに対する警戒が解けず、スペインの金融不安もくすぶる中で、ユーロの買い戻しには息切れ感が出ている。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.2800ドルを割り込み、午後1時35分現在は1.2784ドル前後。前日の海外市場では1.2725ドルまでユーロ安に振れた後、一時1.2824ドルと今月15日以来の水準までユーロの買い戻しが進んでいた。 ユーロ・円相場も海外時間に1ユーロ=101円後半へ反発し、東京市場では101円77銭までユーロ買いが先行したが、その後はユーロが伸び悩んでいる。同時刻現在は101円49銭付近で推移している。...
円が下落。対ドルでは1ドル=79円台前半で取引された。ギリシャを中心とした欧州情勢の不安定化懸念を背景に投資避難先として円の上昇圧力がくすぶる中、日本銀行の金融政策決定会合や欧州連合(EU)の臨時首脳会議を控え、目先は円買い圧力が緩和した。外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、23日のEU首脳会議では「少し対策が出る可能性も残っている」とした上で、ユーロ売りが緩むとみており、クロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)を中心に「円が売られやすくなる」と説明。また、日銀会合では恐らく政策の変更はないとし、白川方明総裁の記者会見で、「次につながるような発言」が出るかどうかが注目だと言う。ドル・円相場は前週末の海外市場で79円ちょうど近辺と、2月17日以来の水準までドル安・円高が進み、週明けの東京市場では79円台前半に値を戻して推移。一時は79円29銭まで円が売られ、午後3時40分現在は79円30銭付近で取引されている。ユーロ・円相場は前週末に一時1ユーロ=100円21銭と、2月6日以来の水準までユーロ安・円高が進行していたが、101円台前半で週明けの日本時間早朝の取引を開始。その後、101円台を割り込む場面も見られたが、一時は101円42銭と、2営業日ぶりの円安値を付け、午後3時40分現在は101円29銭付近で推移している。日銀は22、23日の日程で金融政策決定会合を開くが、ブルームバーグ・ニュースが有力日銀ウオッチャー14人を対象にした調査では、全員が政策の据え置きを予想。日銀は前回4月27日の会合で、資産買い入れ等基金における長期国債買い入れを10兆円増額する追加緩和を実施した。それから3週間余りしか経っていないことから、ひとまず今回は現状維持が決定されるとみられている。...
日本銀行が22、23日開く金融政策決定会合は、前回会合で追加緩和に踏み切ったばかりということもあり、現状維持が予想されている。もっとも、欧州債務問題の深刻化により円高・株安が進行しているため、金融市場が一段と混乱して景気の下振れリスクが高まれば、追加緩和もあり得るとみられている。野村証券の松沢中チーフストラテジストはリスクシナリオとして「為替相場が1ドル=76円を試すような展開になった場合、財務省の為替介入とともに追加緩和が行われる」とみる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石井純チーフ債券ストラテジストも「追加緩和の可能性は現時点で20%」としながらも、「今後、円高、株安が一段と進行すれば、その可能性は上昇する」という。...
午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点からややドル安/円高の79円前半。午前は小康状態を保っていたものの、午後に入るとリスクオフの流れが再び強まり、円買いの動きが加速した。投機筋の投げがドル/円を圧迫した。米国株式市場ではアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の急伸や銀行セクターの低迷が注目を集める中、小売り関連株が静かに値を上げている。  S&P500種指数.SPXは昨年10月初めにつけた13カ月ぶり安値から17.2%上昇したが、S&P小売株指数の上昇率は22.6%に達した。...
ユーロが対ドルで4カ月ぶり安値をさらに塗り替えた。ギリシャ情勢をめぐる不透明感やスペインの金融不安を背景に、ユーロへの売り圧力が強まっている。ユーロ・ドル相場は午後に入り、一時1ユーロ=1.2655ドルと1月17日以来のユーロ安値を更新し、2時20分現在は1.2660ドル前後。ユーロ・円相場も一時1ユーロ=100円23銭と2月6日以来の水準までユーロ安・円高が進み、同時刻現在は100円32銭付近で推移している。 野村証券金融市場調査部の池田雄之輔チーフ為替ストラテジストは、「ギリシャのユーロ離脱の可能性は高まっていると思うが、いかんせん政治の世界なのでまだ分からない」と指摘。その上で、ギリシャの反緊縮派と支援側との「チキンレース」が続く中、再選挙前にはユーロ離脱への懸念が「どんどんエスカレートしてしまうだろう」と話す。...