市場概観 - ページ 79


ユーロは106.81円付近。きょうのスペイン国債入札への楽観的見通しがサポート要因となっているが、「ユーロ圏が抱える問題はスペイン関連に限らない」(大手邦銀)との声が根強く、ユーロ押し上げには至っていない。今回入札されるのは2014年10月31日償還債(表面利率3.3%)とベンチマーク債(2022年1月31日償還債、表面利率5.85%)で、発行額の目標は最大25億ユーロ(33億ドル)。 発行額が比較的小規模で、財務省が今年の目標の47%を既に調達したことを考え合わせると、今回の入札は旺盛な需要を集める可能性が高い。ただ、4日の入札と17日に実施した短期証券(Tビル)入札で利回りが上昇した後だけに、19日の入札でも利回りは上昇する見通し。ドルは81.41円付近で上値が重くなっている。株安に圧迫されているものの、下げ幅は小さい。「輸出入の売買がみられるが、ボリュームは大きくない」(大手邦銀)という。豪ドルは84.24円付近で弱含み。日経平均.N225の下げ幅が一時100円に達し、リスク回避の円買いに押されている。朝方には中国の預金準備率引き下げ観測が豪ドルの押し上げにつながったが、中国の預金準備率引き下げについては即時引き下げに懐疑的な見方が出ており、豪ドル買いを難しくさせている。...
円が下落。日本の3月の貿易収支が予想を下回る赤字となったことで、一時買いが強まる場面も見られたが、日本銀行による追加緩和観測が根強く、円は値を切り下げる展開となった。ドル・円相場は貿易収支発表直後に、1ドル=81円17銭まで円高に振れたが、その後は円売りが優勢。一時81円54銭を付けた。午後1時38分現在は81円36銭前後で推移している。ユーロ・円相場も1ユーロ=106円半ばから一時、4営業日ぶりの水準となる107円ちょうどまで円安・ユーロ高が進行。ただ、海外時間にスペインの国債入札を控えて、その後は106円台後半に下落、上値の重い展開となっている。...
イングランド銀行(英中央銀行)は18日、4月の金融政策委員会の議事録を公表した。それによると、資産買い入れ枠を3250億ポンドに据え置いたのは8対1の賛成多数による決定で、マイルズ委員が引き続き買い入れ枠の拡大を主張し、反対票を投じた。金利については、全会一致で0.5%に据え置くことを決定した。
ドル/円は81.38円付近。日銀の西村清彦副総裁の会見発言が伝わっているが、反応は薄い。西村副総裁は18日、岡山市での金融経済懇談会後に記者会見し、必要に応じて追加手段を講じるとの姿勢はきわめて明確だと述べ、物価安定を達成するため、今後のモメンタムをみながら政策を判断するとの考えを示した。金融経済懇談会でのあいさつは、追加緩和に前向きと受け止められ、円相場はやや円安方向に振れた。ユーロ/ドルは1.3118ドル付近。リスク選好度合いの改善で目先の下値不安は後退しているが、良好なスペインTビル入札結果や4月の独ZEW景気期待指数が強かった割には伸びなかった。19日のスペイン国債入札や19─20日の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で議論される国際通貨基金(IMF)資金基盤強化策の行方が重しになっている可能性がある。もっとも、IMF資金基盤強化問題は、日本とスウェーデン、デンマークが合わせて770億ドルの拠出を表明したことで、合意に向け一歩前進している。ショイブレ独財務相はロイターとのインタビューで、G20閉幕までにIMFの資金基盤の4000億ドル増強で合意できると述べた。市場では「4000億ドル規模の融資枠拡大で合意できれば、国際協調による債務危機封じ込めの体制が整ったというシグナルを市場に発することになり、ユーロ相場はポジティブに反応する可能性がある」(外資系証券)との声が出ていた。...
リスク選好が持ち直すなか、ドルや円が全般的に軟調となった。4月独ZEW景気期待指数が予想外に上昇し、2010年6月以来の高水準となったことなどを手がかりに、ユーロが対ドルで一時的に値上がりした。 カナダドルは対米ドルで1%強上昇。成長・インフレが予想以上に強まるとの見方からカナダ中銀が利上げの可能性に言及したことが材料となった。ユーロ/ドルEUR=は0.1%安の1.3122ドル。一時1.3173ドルに上げる...
ユーロが対ドル、対円で反発。ユーロ/ドルは1.3138ドル付近、ユーロ/円は105.82円付近で推移している。クロス円の上昇に連れて、ドル/円も80.55円付近としっかり。市場では「欧州株高を受けて、リスク回避を巻き戻す動きになっている」(FX会社)との声が出ていた。トレードウェブによると、スペインやイタリアの10年物国債利回りは低下。スペイン10年債利回りは6%を下回っている。
中盤のシドニー外国為替市場で豪ドルは軟調。オーストラリア準備銀行(RBA)が公開した3日の理事会の議事録で、RBAが5月に利下げを検討することが確認されたほか、スペインの財政問題が引き続き懸念されている。豪ドルAUD=D4は直近で1豪ドル=1.0330米ドル。前日の安値1.0311米ドルが視野に入っている。トレーダーらによると、1.0310米ドルの上に買い注文がある一方、1.0290米ドルより下にはストップ・ロスの売りが控えている。豪債券先物は利食い売りで軟化し、3年債先物YTTc1は0.03ポイント安の96.800、10年債先物YTCc1は0.02ポイント安の96.240。...
外国為替市場ではユーロが反落。スペインの国債入札を控えて、欧州債務問題に対する警戒感が根強く、ユーロは前日の海外市場での上昇幅を縮める展開となった。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.31ドル半ば付近から一時、1.3091ドルまで軟化。前日には2カ月ぶり安値(1.2995ドル)を付けた後、反発し、米国時間には1.3148ドルまで値を戻していた。ユーロ・円相場も海外時間に1ユーロ=104円63銭と2月20日以来のユーロ安値を付けた後、105円後半まで戻したが、その後ユーロは伸び悩み、この日の東京市場では105円29銭まで値を切り下げた。...
週明け16日の上海外国為替市場の人民元相場は、中国人民銀行(中央銀行)が人民元のドルに対する1日の変動幅を基準値の上下1%に拡大したことを受け、これまでよりも値動きが大きくなったものの、新しい変動幅を試す展開とはならず、4営業日ぶりに反落して引けた。このことは、中国当局が経済を管理された減速に導こうとする中、投資家が現在の取引レンジで満足していることを示唆した。 銀行間取引での人民元の対ドル相場終値は1ドル=6.3150元と、前営業日(13日)終値の6.3030元に比べ、0.19%の元安・ドル高。人民元は、人民銀が設定した人民元の対ドル基準値よりもかなり元安の水準で銀行間取引が開始されたが、この日の安値でも、これまでの変動幅(基準値の上下0.5%)の範囲にとどまった。...
スペインのラホイ首相は16日、同国が歳出削減策を実践しなければ資金調達ができなくなると発言した。マドリードでの会議で語った。