市場概観 - ページ 87


9日に開かれた緊急のユーロ圏財務相会合は、第2次ギリシャ支援の決定には至らなかった。ギリシャ議会はユーロ圏首脳から新たな財政緊縮策を承認するよう求められたが、これは実質的にユーロ圏にとどまるか離脱するかを決する採決になるとして同国政府からも圧力が掛かっている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は会合終了後の9日遅く、「要するに実施がなければ資金供与もないということだ」と説明。15日に再びユーロ圏財務相会合を開催するとした。...
ユーロが一段高の展開となり、ドルと円に対して、約2カ月ぶりの高値を付けた。欧州時間にユーロ圏財務相会合を控えて、ギリシャ政府が第2次支援獲得のために必要とされる緊縮財政案をめぐって合意に向けた調整が進むとの期待感から買いが進んだ。ユーロ・ドル相場は朝の取引で2営業日ぶりの安値1ユーロ=1.3215ドルを付けたあとはじり高に展開。午後には買い戻しの勢いが増し、一時は1.3313ドルと、昨年12月12日以来の高値を更新した。ユーロ・円相場も朝方に付けた1ユーロ=101円86銭を下値に水準を切り上げ、午後には一時102円77銭と、12月13日以来の水準までユーロ高・円安が進んだ。...
円が全面安となり、対ドルでは8営業日ぶりに1ドル=77円台を付けている。ギリシャ協議の進展期待や株高を背景にリスク選好ムードが広がる中、日本の経常収支悪化が円売りを後押しした。円は対ドルで1ドル=76円後半から一時、77円10銭まで下落し、1月27日以来の安値を更新。午後1時26分現在は77円04銭前後で推移している。円は対ユーロでも一時、1ユーロ=102円12銭まで値を切り下げ、1月26日以来の安値を塗り替えた。同時刻現在は102円06銭前後。...
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日の金融政策決定会合で、大方の市場予想に反して、政策金利の据え置きを決定した。豪州の経済成長が欧州債務危機の影響を乗り切るとの見方が背景にある。同中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を4.25%に据え置くと発表。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、27人中3人がこの動きを予想。残り24人は0.25ポイントの利下げを見込んでいた。スティーブンス総裁は声明で、「欧州のソブリン債と銀行を健全な基調に乗せるためになすべきことはなお多いが、若干の前進を遂げている」と指摘。「金融市場の地合いは、依然変わりやすいものの、昨年12月初め以降、全般に改善している」との認識を示した。...
ユーロが下落している。ギリシャをめぐる債務交換交渉が依然決着しておらず、第2次支援協議の行方も不透明なことがユーロの重しとなった。午後1時36分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3093ドル前後。前週末の海外市場では米雇用統計の改善を受けたリスク選好の動きからいったん1.3206ドルまでユーロ高・ドル安に振れたが、その後1.3066ドルまで反落。引けにかけて1.31ドル半ばまで値を戻したものの、週明け東京市場の取引では、再びユーロ売りが先行している。...
ドル・円相場が1ドル=76円台前半でドルの上値が重い展開となった。米金融当局による超低金利政策の時間軸延長を受けて、米景気動向が焦点となる中、この日は1月の雇用統計発表を前にドル買いを進めにくい状況が続いた。前日の海外市場で76円05銭までドル安・円高が進んでいたドル・円相場はこの日、午前の取引で76円14銭をドルの下値に、76円26銭まで上昇。午後にかけては値動きが鈍り、日中の値幅は12銭にとどまった。 ユーロ・ドル相場は午前の取引で一時1ユーロ=1.3115ドルまでユーロ安・ドル高が進んでいたが、午後にかけては、ドルが伸び悩みとなり、1.31ドル半ば近辺に押し戻されて推移した。米連邦準備制度理事会(FRB)は1月24、25日に行った連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、政策金利を「少なくとも2014年遅くまで」異例な低水準で維持する意向を表明。「委員会は向こう数四半期の経済成長ペースが緩やかなものになると予想し、結果として失業率は緩慢なペースでしか低下しないとみている」と指摘した。...
ドル安の流れが継続。世界的な株高や欧州周辺国の利回り低下を背景にリスク回避の緩和が意識される中、ドルは主要通貨に対してほぼ全面安となった前日の海外市場の流れを引き継ぎ、上値の重い展開が続いた。 午後3時55分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3170ドル前後。一時は1.3197ドルまでドルが軟化する場面が見られた。ただ、ギリシャの債務交換交渉など不透明要因がくすぶる中、海外時間に付けたユーロ高・ドル安水準(1.3219ドル)に向けてユーロを買い上げる動きは見られなかった。...
ユーロがドルに対してほぼ1週間ぶりの安値に下落。欧州の当局者らがギリシャ債務をめぐる問題で合意できないとの懸念が広がった。カナダ・ドルは米ドルに対して3カ月ぶり高値から下落。カナダの昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)が予想外に減少したことが嫌気された。ドルと円は一時の下げを縮める展開。米国の消費者信頼感指数とシカゴ地区の製造業景況指数の低下を受けて、株価が下落したことが手掛かり。ユーロは主要通貨の大半に対して値下がり。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がポルトガルの銀行に対する「クレジットウォッチ・ネガティブ」指定を増やしたことが材料。...
ドルがほぼ全面安となった。ギリシャの債務交換交渉の前進や中国によるギリシャ支援の報道を受け、リスク回避の緩和からドル売りが強まった。また、米国の金利低下を背景にドルは対円で3カ月ぶり安値を更新した。ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.31ドル前半から一時、1.3199ドルまでユーロ買い・ドル売りが進行。ドル・円相場は朝方に1ドル=76円41銭を付けた後、一時、76円18銭までドル売り・円買いが進み、円の戦後最高値(75円35銭)を付けた昨年10月31日以来のドル安・円高水準を塗り替えた。...
ユーロが反落。対ドルでは1ユーロ=1.32ドル台を割り込んで取引された。ギリシャ政府と債権団間の債務交換交渉をめぐって楽観ムードが広がったものの、ユーロ買いに行き過ぎ感が生じており、欧州連合(EU)首脳会議を控えて、上昇の勢いが鈍る格好となった。1.32ドル台前半で週明けの日本時間早朝の取引を迎えたユーロ・ドル相場は午前の取引で1.31ドル台後半に軟化。午後には一段安の展開となり、1.3146ドルまで水準を切り下げた。前週末の海外市場では一時1.3234ドルと、昨年12月13日以来の水準までユーロ高が進行。ユーロの相対力指数(RSI、7日間)は、買われ過ぎを示す70を上回っている。...