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ユーロが対ドルで1年11カ月ぶり安値圏、スペイン不安が重し - 5.29 日

ユーロが対ドルで約1年11カ月ぶり安値を更新した。スペインの格下げや同国の銀行問題を背景にユーロ売りが優勢で、ユーロは対円でも約4カ月ぶり安値近辺まで値を切り下げた。 ユーロ・ドル相場は一時1.2457ドルまでユーロ安が進み、前日の海外市場で付けた2010年7月1日以来の安値を更新。午後1時46分現在は1.2469ドル前後で推移している。ユーロ・円相場は一時、1ユーロ=98円95銭を付け、海外時間に付けた1月23日以来のユーロ安値(98円94銭)にあと1銭と迫った。 ドル・円相場は小動きで、ここまでの値幅は1ドル=79円41銭から79円57銭とわずか16銭にとどまっている。野田佳彦首相と民主党の小沢一郎元代表が昼前に党本部で会談。小沢氏は消費税増税に賛成というわけにいかないと首相に伝え、物別れに終わったが、円相場は反応薄。 米格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティングスは29日、スペインのソブリン信用格付けを「B」と従来の「BB-」から引き下げた。イーガンは電子メールでの発表文で、国内総生産(GDP)比で9.6%という財政赤字に加え、24%の高い失業率、最大2600億ユーロ(約25兆8000億円)に上る銀行損失がスペイン経済の重しになると説明した。スペイン政府は、一部国有化した銀行バンキア・グループの資本増強の方法を検討している。 29日の欧州債市場では債務危機深刻化への懸念からドイツ10年債利回りが過去最低を更新。スペイン10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は一時516ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)まで拡大し、1999年のユーロ導入以来の最大となった。
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