円がほぼ全面安、株高でリスク回避後退-対ドルは79円台前半 | IFCM ジャパン
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円がほぼ全面安、株高でリスク回避後退-対ドルは79円台前半 - 6.6 日

円が主要通貨に対してほぼ全面安の展開が続いている。欧米の金融緩和など政策対応への期待を背景に世界的に株価が上昇しており、これまでリスク回避に伴い買われていた円は売り優勢となっている。 円は対ユーロで一時、1ユーロ=99円90銭を付け、5月29日以来の安値を更新。その後下げ渋る場面も見られたが、オーストラリアの5月の雇用者数が予想外の伸びとなり、豪ドルに対して円が売られると、対ユーロでも円売り圧力がかかった。午後1時半現在は99円70銭前後で取引されている。 円は対ドルでも一時、1ドル=79円40銭を付け、5月30日以来の安値を更新し、午後1時半現在は79円38銭付近。対オーストラリア・ドルでは一時、同22日以来となる1豪ドル=79円台へ下落した。 ECBのドラギ総裁は6日、定例政策委員会後の記者会見で、「われわれはあらゆる展開を注視しており、行動する準備は整っている」と述べた。総裁はユーロ圏経済の「下振れリスクは高まっている」との認識を示し、この日の政策委で数人のメンバーが利下げを主張したことも明らかにした。 ユーロ・ドル相場は海外時間に1ユーロ=1.2586ドルと5月28日以来の水準までユーロ高・ドル安が進行。この日の東京市場でも1.25ドル後半での推移が続き、一時1.2585ドルを付ける場面も見られている。 米国でも先週末発表された5月の米雇用統計が予想を大幅に下回ったことで、追加緩和への期待が高まっている。こうした中、この日は海外時間にバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が予定されており、米国経済や金融政策についての発言が注目されている。 FRBのイエレン副議長は6日のボストンでの講演テキストで、「連邦公開市場委員会(FOMC)には、追加の政策緩和を実施する余地が依然あると確信している」と述べ、「米経済が下方スパイラルに陥るのを阻止するのが難しくなるような状態に追い込む可能性がある衝撃に備えて保険をかけることが適切だろう」と指摘した。 オーストラリア統計局が7日発表した5月の雇用者数は前月比3万8900人増加となった。市場予想は変わらずだった。 7日午前の東京株式相場は3日続伸。欧米の追加緩和期待を背景に過度のリスク回避姿勢が和らいでおり、アジア株も全面高となっている。
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