ユーロが対ドルで10年7月来安値圏、域内債務問題で景気懸念 6/8 日


6/8 日
ユーロがドルと円に対して5月23日以来の高値圏で推移している。スペインが国内銀行向けの支援を欧州に要請する見通しとなったことを受けて、同国の銀行システムをめぐる懸念の緩和につながった。 ユーロ・ドル相場は日本時間早朝の取引で1ユーロ=1.2671ドルまで上昇し、午後1時20分現在は1.2632ドル付近で推移。ユーロは対円でも一時1ユーロ=100円95銭に水準を切り上げ、同時刻現在は100円62銭付近で取引されている。一方、ドル・円相場は1ドル=79円40銭までドル安・円高方向に振れた後、同時刻現在は79円65銭付近で推移している。 スペインのデギンドス経済・競争力相は9日、マドリードで記者会見し、「資本が必要な国内銀行に注入するため、スペイン政府は欧州に支援を要請する意向をここに表明する」と発言。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の声明によれば、支援額は「必要資本の推定額と、安全策として追加する緩衝資本を合わせてカバーする」規模とされ、最大1000億ユーロ(約10兆円)となる見通し。 国際通貨基金(IMF)は、スペインの銀行システムが経済状況の悪化に対応するには370億ユーロの追加資本が必要になると、8日に発表した報告書で指摘している。 そうした中、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴマーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では、6月5日時点のユーロの売り越し幅が21万4418枚と1999年1月のユーロ導入以降での最大水準を4週連続で更新した。
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