ギリシャ危機が今夏もウォール街脅かす、トレーディング減少 | IFCM ジャパン
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ギリシャ危機が今夏もウォール街脅かす、トレーディング減少 - 6.8 日

1-3月(第1四半期)に市場の回復を期待していたウォール街のバンカーやトレーダーが今、ギリシャ情勢の混乱で収益や報酬が脅かされる状況を目の当たりにしている。これは毎年この時期恒例の状況になりつつある。 ゴールドマン・サックス・グループのアナリスト、リチャード・ラムズデン氏は先週のリポートで、米金融機関の投資銀行業務とトレーディング業務の収入は3年連続で第1四半期に比べ3割以上減少する可能性があると予想した。英語の「サイクル(CYCLE)」という言葉はギリシャ語が語源だが、毎年のように前途明るい第1四半期から4-6月(第2四半期)に状況が悪化している主な理由もギリシャが根源だ。 ギリシャのユーロ離脱観測や、欧州債務危機がスペインなどの国に波及するとの懸念を背景に、取引高は減少し、株式・クレジット市場は下落している。こうした経済問題が昨年同様、ウォール街の金融機関の収益やボーナス、雇用を落ち込ませかねない状況にある。
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