スペインの銀行救済、逆効果の危険も-財政と連結のジレンマ | IFCM ジャパン
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スペインの銀行救済、逆効果の危険も-財政と連結のジレンマ - 6.11 日

スペイン政府が銀行救済のためにユーロ圏に支援要請を行うことを決めた後の最初の営業日となった11日、同国の国債利回りは過去4カ月で最も上昇した。最大1000億ユーロ(約9兆8870億円)の支援要請でも十分でないという投資家の観測が背景にある。 スペイン国債を海外の投資家が引き続き敬遠し、ラホイ首相率いる政権が国内金融機関への借り入れ依存を強める状況では、政府と銀行との連結を弱めることを意図したユーロ圏からのライフライン(命綱)が逆効果となる危険がある。 スペインの10年国債利回りは11日、6.51%と昨年11月17日に付けたユーロ導入後の最高水準6.78%に近づいた。この日の利回り上昇は今年1月以来で最大となった。 スペイン政府はユーロ圏からの融資について、同国の未償還国債の「現在の条件を損なうものではない」と強調している。しかし、ドイツ政府は、ユーロ圏の恒久的な救済基金、欧州安定化メカニズム(ESM)から支援を行うべきだと主張しており、その場合には公的部門の債権者の返済順位が他の国債保有者よりも高くなる。
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