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ユーロは1.25ドル割れ、EU首脳会議控え上値重い-抜本解決は期待薄 - 6.27 日

ユーロの上値が重かった。あすから始まる欧州連合(EU)首脳会談で、欧州債務危機の抜本的な解決は期待できないとの見方が重しとなった。 ユーロ・円相場は早朝に1ユーロ=99円42銭を付けた後、一時99円08銭までユーロ売り・円買いが進行。重要イベントを前に様子見姿勢が広がる中、午後には早朝の水準付近まで値を戻したが、さらにユーロを買い上げる動きは乏しく、午後4時20分現在は99円47銭前後となっている。 三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの亀井純野シニアアナリストは、EU首脳会議について「共同債の話ももともとハードル自体が高いという前提にあったが、きのうのメルケル独首相の発言が反対姿勢というよりさらに強かったということでかなり失望した感じになった」と説明。「欧州問題に対して具体的な進展への期待は後退している」と語った。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.24ドル後半を中心に上値の重い展開。正午ごろには1.2500ドル台に乗せる場面も見られたが、欧州市場に向けては再び1.24ドル後半に軟化している。 一方、ドル・円相場は1ドル=79円半ばから一時79円36銭まで円が強含んだが、午後にはドル買いが優勢となり、79円60銭を付けた。
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