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ユーロが反落、首脳会議受けた上昇続かず-欧州不安くすぶる - 6.29 日

ユーロが前週末に付けた約10日ぶり高値付近から反落。前週末の欧州連合(EU)首脳会議は銀行への直接資本注入などで合意したものの、欧州債務危機への不安は完全には払しょくされていない。欧州景気への懸念もくすぶる中、ユーロは売りに押される展開となっている。 ユーロ・ドル相場は前週末には6月21日以来の水準となる1ユーロ=1.2693ドルまでユーロ高が進んだが、週明けの東京市場では1.2615ドルまでユーロ売りが進行し、午後1時35分現在は1.2627ドル前後。ユーロ・円相場も前週末に付けた同21日以来のユーロ高値1ユーロ=101円39銭付近から値を切り下げ、同時刻現在は100円70銭付近で推移している。 欧州中央銀行(ECB)のアスムセン理事は、欧州は債務危機を脱したわけではないと警告し、欧州安定化メカニズム(ESM)だけでは危機を解決できず、欧州各国政府は引き続き改革を推進する必要があると訴えた。独紙ビルトがインタビューでの発言として報じた。 ユーロ圏首脳は先週、スペインの銀行向け緊急融資の返済取り決めを緩和するとともに、イタリアが対象となる可能性がある支援の条件を緩めることで合意した。 スペインのデギンドス経済・競争力相は1日、4-6月(第2四半期)の経済統計は同期の成長率のマイナス幅が1-3月(第1四半期)より「若干大きかった」ことを示すと述べた。また、フランスのモスコビシ財務相は仏紙フィガロとのインタビューで、2013年の経済成長率が従来予想の「1.7%に届かないことは誰もが知っている」と発言した。 こうした中、5日にはECBの定例理事会が開かれる。市場では少なくとも0.25ポイントの利下げで政策金利を過去最低の0.75%にすることや、銀行に流動性の活用を促すために現行0.25%の中銀預金金利を引き下げるとの観測が強まっている。
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