円全面高、世界景気懸念でリスク回避-対ユーロ1カ月ぶり高値 7/9 日 | IFCM ジャパン
IFC MarketsオンラインCFDブローカー

円全面高、世界景気懸念でリスク回避-対ユーロ1カ月ぶり高値 7/9 日 - 7.9 日

ユーロが対ドルで2年ぶり安値を更新した。きょうからユーロ圏財務相会合が始まるが、首脳会議での合意事項の実施に向け具体的な進展がみられるか不透明で、ユーロは売りが先行した。 ユーロ・ドル相場は早朝に一時、1ユーロ=1.2251ドルを付け、前週末に付けた2010年7月以来のユーロ安値を更新。その後ユーロは下げ渋ったが、1.2300ドル手前で戻りは抑えられる格好となった。 前週末発表の米雇用統計が予想を下回るなど世界的な景気減速懸念が強まる中、リスク回避の動きから朝方は円買いが先行。一時は円が主要通貨に対して全面高となり、ドル・円相場も一時、今月3日以来の円高値となる1ドル=79円43銭を付けた。もっとも、その後は日本の5月の経常黒字幅が予想を下回ったこともあり、円買いも一服。午後にかけては79円後半まで円が伸び悩む展開となった。 ドイツのメルケル首相の経済諮問委員会は、6日夜にウェブサイトに掲載した声明で、「欧州の通貨同盟は単一通貨ユーロの存続とドイツの経済的安定を脅かすシステミック危機にある」と指摘し、6月にブリュッセルで開かれたユーロ圏首脳会議での決定は同地域に「短期的な」効果しかもたらさないとの見解を示した。 ユーロ圏首脳会議ではスペインの銀行向け緊急融資の条件緩和などについて合意。スペインの銀行支援の公的資金による部分には優先弁済権をつけないことを決めた。ユーロ圏財務相会合は9日からの会合で、ス ペイン銀行支援の方法やユーロ圏銀行監督の一元化、債券市場でのイタリア支援などについて協議する。 ユーロ・円相場は早朝に一時、1ユーロ=97円43銭を付け、前週末に付けた6月5日以来のユーロ安・円高水準を更新。その後は円が伸び悩んだ。
IFCMトレーディング・アカデミー
投資を学ぶ
  • コースを取って、
trading academy

関連項目

image
当方の分析ツールとカレンダーを利用して、投資を開始して下さい。
image
当方の投資アドバイザーから 市場分析ラボ
Close support
Call to Skype Call Back