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ユーロ一時94円台に急落、約11年ぶり安値-欧州債務懸念で - 7.23 日

東京時間午後遅くの外国為替市場では、円買いが活発化。対ドルでは1ドル=77円94銭と、6月1日以来の水準まで上伸し、対ユーロでは1ユーロ=94円24銭と、2000年11月以来の高値を更新している。スペインで複数の自治州が中央政府に支援を要請する可能性が浮上しており、ユーロ圏財政問題の先行き不透明感が再燃していることから、ユーロ売り主導でリスク回避の円買いが強まった。 スペインでは、バレンシア州が20日に金融融資基金を活用する方針を示し、22日にはカタルーニャ州が基金を利用する可能性が浮上。さらに、国内紙パイスの報道によると、ほかにも支援を要請する地方自治体が出てくる可能性もあるという。 23日の欧州債市場ではスペイン国債の下落に歯止めがかからず、同10年債の利回りは7%台で水準を切り上げ、ユーロ導入以降で最高水準を付けた。このため、ドイツ10年債利回りに対するスプレッドは、1993年にブルームバーグがデータ集計を開始して以来の最大規模に拡大した。
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