ドル/円強含み、米長期金利の上昇で午前の高値に顔合わせ | IFCM ジャパン
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ドル/円強含み、米長期金利の上昇で午前の高値に顔合わせ - 8.15 日

ドルが78.90円まで強含み、午前の高値に顔合わせした。米10年債が急速に上昇しており、ドル/円が持ち上げられている。ユーロ/円も97.36円まで上昇している。ドルは78.80円付近で、引き続き動意の乏しい展開となっている。大手信託銀行の関係者によれば、79.10円、79.20円、79.30円といった水準に断続的に輸出企業のドル売りが控えている。大手信託銀行の関係者は「ガソリン価格の低下に加え、7月小売売上高、7月雇用統計と市場予想より良好な米経済指標が出てきている。懸念が持たれていた米景気が反転しつつあるのかもしれない。米金利の上昇がなかなか止まらない感じで、ドル高に進みそうだ」とみていた。今晩発表される米経済指標のうち、8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、7月米鉱工業生産の結果によってはドル79円回復の可能性があるという。 ユーロ/ドルは1.2325ドル付近。手掛かり材料に欠ける中で、方向感に乏しい展開になっている。ユーロ経済をめぐっては、比較的堅調な米指標とは対照的に冴えない数字が目立っており、これが相場を圧迫しているとの見方が多い。外資系証券の為替ストラテジストは、前日発表された第2・四半期の独GDPが鈍化したことや8月独ZEW景気期待指数が落ち込んだことなどを挙げ、「市場はしばらく独経済の失速を背景としたユーロ圏経済全体の負のスパイラルと欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和を意識させるを得ないのではないか」と指摘。その上で「これがユーロ圏と米国の景況感格差を意識させ、その結果、ユーロ売り/ドル買いがさらに強まる可能性がある」との見方を示した。ドル/円は78.85円付近でしっかり。米10年債利回りが1.7%超と2カ月半ぶりの高水準となっており、これがドル相場をサポートする格好になっているが、一方で「79─80円台には輸出企業のオーダーがずらっと並んでいる」(邦銀)とされ、これが上値の抑制要因として意識されている。市場では「欧州の政治日程が休みに入って、比較的堅調な米指標に視線が向かう中でドル/円は79円を目指す動きになっているが、輸出勢の売りは厚く、79円台は重そうだ」(国内証券)との見方が出ていた。豪ドル/米ドルは1.0490米ドル付近。前日の海外市場では7月米小売売上高が強かったが、リスクオンにはつながらず、豪ドルやユーロはドル買いの裏で相場が圧迫された。市場では「株やコモディティ価格がさえなかったことでリスクオンには傾かず、単純な米ドル買いとなった。米長期金利の上昇も米ドルを支えた」(国内金融機関)との声が出ていた。
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