ユーロが対ドル2カ月ぶり高値付近、ECB債券購入期待続く | IFCM ジャパン
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ユーロが対ドル2カ月ぶり高値付近、ECB債券購入期待続く - 9.6 日

ユーロが対ドルで約2カ月ぶり高値付近で推移した。欧州中央銀行(ECB)が無制限の債券購入に動くとの期待を背景に、ユーロは対円でも強含みの展開となった。市場関係者はECBがこの日に開く政策委員会に注目している。 午後3時30分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=2626ドル前後。一時は1.2631ドルまで値を切り上げ、4日の海外市場で付けた高値(1.2628ドル)を超えた。ただ、ECB会合を前に積極的なユーロ買いは限定的となっている。 ユーロ・円相場も一時1ユーロ=99円02銭と、前週末に付けた8月21日以来のユーロ高値(99円03銭)に接近。一方、ドル・円相場は小動きの展開が続き、日中の値動きは1ドル=78円38銭から78円47銭のレンジにとどまった。 ECBは6日、政策委員会終了後に政策決定の内容を公表する。ドラギ総裁はその45分後のフランクフルト時間午後2時半(日本時間同9時半)から記者会見する。 中央銀行関係者2人が明らかにしたところによると、ドラギ総裁が計画している債券購入案は、償還期間が最長約3年と短めの国債を無制限に買い入れる一方で不胎化措置によって通貨供給増加に対する市場の懸念を抑える内容。 一方、ECBが過去最低の0.75%の政策金利をさらに引き下げるかどうかについては、エコノミストの意見は分かれている。ブルームバーグが調査した58人のうち30人が、0.25ポイントの引き下げを予想したのに対し、残り28人は政策金利の据え置きを見込んでいる。 一方、米国ではこの日、8月の民間雇用統計と先週分の新規失業保険申請件数が発表される。内容次第では、週末に発表される米雇用統計や米国の追加緩和に対する思惑が強まる可能性がある。 ユニオン・バンクのトレーダー、白井万雄氏(ロサンゼルス在勤)は、雇用統計の数字が悪ければ「QE(量的緩和)は確実といったよううな感じにマーケットはみている」とし、「ドル・円は雇用統計まではやはり動きづらいと思う」と話していた。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが6日に発表する8月の米民間部門の雇用者数は前月比14万人増の見通し。7月は16万3000人増だった。
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