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ドル78円前半、中国の輸入振るわず豪ドルは軟調 - 9.7 日

東京外為市場午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの78円前半。中国の輸入統計が予想外に悪く、豪ドルは軟調に推移した。一方、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円は午後、いずれもこう着感が強まった。 正午ごろ明らかになった中国の8月貿易統計では、輸入が前年同月比マイナス2.6%と市場予想(同プラス3.5%)に反する結果となり、豪ドルは対米ドル、対円で軟調に推移した。 三井住友銀行の岡川聡シニアグローバルマーケッツアナリストは、中国の資源需要が低迷するなか、豪ドル/ドルが1.1ドルを超えるのは難しいとの見方を示した。 「きょうの中国の輸出入統計も決して良かったわけではない。中国当局が認可した1兆元の投資計画も、すべて国が資金を出すわけではないことを考えると、ドルを買ってきた人たちがドルを売り戻すという意味での豪ドル買いはあるかもしれないが、最終的に豪ドルをめぐる状況がすごく良いのかと言われれば、決して良くはない。豪ドルにとって良い環境というのは、ゴルディロックス(適度な)経済の中である程度商品価格がしっかりして、中国が石炭や鉄鉱石を買ってくれるという状況だが、決して今はそういう状況ではなく、中国では石炭も鉄鉱石も野ざらしになっている」と同氏は話している。 半面で、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円は午後になるといずれもこう着感を強めた。 ドル/円は午前、実需筋の売買が交錯したが、正午以降は目立ったフローも観測されず、正午から午後3時までの値幅は上下わずか4銭にとどまった。 市場では「米雇用統計前から、78円ミドルくらいから輸入企業は淡々と買っている。一方、輸出企業は(ドル/円が)下がっていったらまた介入があるだろうという感じで追っかけて売ってはいない。期近なものは売っていたりするが、まとめて売ったりはしていない。フロー的に見えているのは買いの方が多い印象。ただ、米金融緩和観測が意識され、フローにかかわらず上値が重くなっている」(大手信託銀行)との指摘が出ていた。
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