円とドルが下落、QE3好感しリスク選好-ユーロは高値更新


9/14 日
円とドルが下落。米国の量的緩和第3弾(QE3)導入を受け、株高が進むなどリスク選好の流れが続き、低金利で調達通貨とされる円やドルに売り圧力がかかった。 ユーロ・円相場は前日の海外市場で1ユーロ=100円後半までユーロ買い・円売りが進んだが、この日の東京市場ではさらに101円台を回復し、一時101円28銭と7月2日以来の水準までユーロ高・円安が進行。ユーロ・ドル相場は一時、1ユーロ=1.3054ドルと5月8日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。 ここまでECB(欧州中央銀行)による国債購入という行動もあり、中国の景気対策も含めてかなり金融市場全般にリスク許容度拡大方向の動意が見えていたが、そこに加えて今回のFRB(米連邦準備制度理事会)の行動ということで、株式市場も素直に好感している。全般的にリスクオン(選好)だと語った。 一方、ドル・円相場は1ドル=77円半ばを中心にもみ合い。米国の追加緩和を受け、海外時間には一時77円13銭と約7カ月ぶりの水準までドル安に振れる場面が見られたが、介入警戒感やクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)での円売りにより、その後は売り買い交錯となった。 FRBは12、13日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に声明を発表し、長期証券の保有を拡大するQE3を実施すると表明した。オープンエンド型の形式をとり、政府支援機関の住宅ローン担保証券(MBS)を毎月400億ドル購入する。 FOMC声明は「労働市場の見通しが大幅に改善しない場合、委員会は物価が安定した状態で状況が改善するまで住宅ローン担保証券の購入を継続するほか、追加の資産購入を実施し、必要に応じて他の政策手段を導入する」と記述。また、「少なくとも2015年半ばまで」フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロから0.25%のレンジで据え置く可能性が高いことを明記した。1月以降、FOMCは少なくとも14年遅くまで 超低金利を維持する方針を示していた。 FOMCの決定を受け、景気浮揚への期待から前日の米株式相場は上昇。この日のアジア株も全面高となり、日経平均株価は一時前日比2%超上げる場面も見られた。 ブルームバーグ・データによると、円は午後3時55分現在、主要16通貨全てに対して前日終値比で下落。ドルは14通貨に対して値を切り下げている。



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