ユーロの上昇が一服、スペイン情勢は依然不透明との見方 | IFCM ジャパン
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ユーロの上昇が一服、スペイン情勢は依然不透明との見方 - 10.2 日

スペインによる早期支援要請に不透明感が残る中、ユーロが下落した。豪ドルに対しても中国景気の減速懸念を背景に圧力が強まった。 ユーロは対ドルで一時1ユーロ=1.2900ドル台を割り込み1.2894ドルまで売られた。前日の海外市場では1週間ぶり高値となる1.2968ドルまで買われたが、その後じりじりと値を戻している。 一方、ドル・円相場は1ドル=78円31銭と先月21日以来の水準までドル買い・円売りが進んだが、その後は一転してドル売り・円買いが優勢となり、正午前には早朝に付けた日中安値78円12銭付近まで値を戻した。 豪ドルは一時1豪ドル=1.0217米ドルまで下落し、先月6日以来の安値を更新。中国景気の鈍化などを背景に、オーストラリアの8月の貿易収支が2008年3月以降で最大の赤字となったことが嫌気された。 スペインのラホイ首相は2日、国家救済を近く要請する計画はないと言明した。同国救済が近いとの観測が広がっていたが、それを打ち消した形だ。 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は9月6日、スペインなど資金調達が困難な国がユーロ圏救済基金からの支援を正式に要請した場合、政府債を購入すると提案。ラホイ首相は提案に伴う条件をめぐる判断を検討している。ロイター通信は前日、スペインは早ければ今週末にも救済を要請する用意があると報じていた。 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、スペインの格付け見直しの結果を今月中に発表することを明らかにした。当初は9月末まで格付け見直しが続くとしていた。ムーディーズはまた1日付のレポートで、スペインの銀行が直面する資本不足が最大1050億ユーロと、政府のストレステスト(健全性審査)で示された額の2倍近くに達する可能性があると指摘した。 ユーロ・円相場は海外時間に1ユーロ=101円20銭と先月24日以来のユーロ高水準を付ける場面が見られたが、この日の東京市場では100円78銭までユーロが値を切り下げる展開となっている。
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