スペイン債下落、利回り半年ぶり低水準から上昇-首脳会議へ


10/18 日
欧州債市場でスペイン10年債は下落。この日は2日間の欧州連合(EU)首脳会議がブリュッセルで始まる。 ロンドン時間午前8時51分現在、利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.51%となった。同年限のイタリア債の利回りは3bp上昇の4.80%。 前日はムーディーズ・インベスターズ・サービスによる投資適格維持の決定を受けスペイン債が買われ、10年債利回りは一時34bp低下し4月4日以来最低の5.46%を付けていた。 ドルは79円付近で軟調。一時79円を割り込んだ。午前の取引でドルは一時79.22円と、9月19日の高値に顔合わせしたが、その後上昇のモメンタムが後退した。日銀への(追加緩和)期待や、リスクオンムードの広がりを受け、下値リスクは限定的と見られているが、本邦勢の間ではこの日もドル売りが優勢とされ、短期筋だけの力で80円まで上値を伸ばせるか微妙な情勢だ。  欧州勢の参加とともにユーロ売りが目立っている。ユーロ/円は103.45円付近で、高値103.85円から反落し、ドル/円の連れ安を招いている。  欧州首脳は18日から2日間開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、意見が大きく分かれている銀行同盟設立構想について協議する予定だが、実質的な決定には至らない見通しだ。銀行同盟構想の柱は欧州中央銀行(ECB)の下に一元化された銀行監督当局を創設することだが、当初目指していた2013年1月までの設置はすでに難しい見通しで、2014年まで実現されない可能性がある。ユーロは103.67円付近。午前には103.85円まで上昇して9月17日の高値に並んだが、その後は利益確定売りに押されている。市場では「ユーロはここ数日間でけっこう買われてきているので、ポジション調整的な売りが出やすい」(大手商社)との声が出ている。    ユーロについては、EUサミットを受けて下落するリスクが警戒されている。この大手商社の関係者は、スペイン政府の救済申請の有無のほか、銀行同盟や財政統合、欧州安定化メカニズム(ESM)をめぐり首脳同士の結束、協調姿勢が示されるかがポイントになるとみていた。



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