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豪中銀の声明全文 - 11.6 日

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が6日、政策理事会後に発表した声明は以下の通り。    政策理事会は本日の会合において、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートを3.25%に据え置くことを決定した。    世界経済は当面、成長が平均を若干下回る水準になると予測されている。主に欧州情勢の結果、見通しのリスクは依然として下向きだ。欧州では経済活動が引き続き縮小している。  他の地域のリスクは、相対的に均衡がとれている。米国は緩やかな成長を記録している。最近の中国の指標は同国の成長が安定化したことを示唆している。  アジア全般の成長は、中国の景気拡大が相対的に緩やかであることや欧州の低迷が、圧迫要因になっている。  オーストラリアの主要商品価格は、依然として今年初めの前半を大きく下回っている。ただ、過去数カ月のトレンドはまちまちの傾向が強まっており、一部は値上がりする一方、一部はさらに下落している。アジア全般の成長は、中国の景気拡大が相対的に緩やかであることや欧州の低迷が、圧迫要因になっている。  オーストラリアの主要商品価格は、依然として今年初めの前半を大きく下回っている。ただ、過去数カ月のトレンドはまちまちの傾向が強まっており、一部は値上がりする一方、一部はさらに下落している。  交易条件は昨年のピークから約13%悪化したが、今後も歴史的な高水準にとどまる公算が大きい。  欧州の金融・財政問題への対応の進展の兆しに対し、金融市場は過去数カ月間、前向きに反応してきたが、一段の進展に対する期待は高い。オーストラリアを含め高格付け国が直面する長期金利は、引き続き非常に低水準だ。  資本市場は引き続き企業や良好な格付けの銀行に対しては開かれており、オーストラリアの銀行は無担保のものも含め資金調達が困難な状況にはない。大手企業の借り入れ状況も同様に良好だ。株式市場は過去数カ月間におおむね上昇した。  オーストラリアで今回の会合までに得られた大半の指標は、過去1年間の成長について、特に資源セクターの設備投資の大幅な増加が主導し、トレンドに沿ったものとなっていることを示している。今後の資源投資については、6カ月前に予測されたよりも低い水準で来年にピークをつける可能性が高い。このピークが近づくなか、理事会は需要の他の構成要素の強さをモニターしていく。2012年上期の一部の消費の強さは一時的なものだが、拡大を続けている兆候がある。しかし、消費が非常に力強い拡大に戻る可能性は低い。  住宅投資はこのところ抑制されているが、過去数カ月間に今後の改善を示す指標が見られた。非居住向け建物の投資は引き続き弱い。公共投資も抑制されると予想されている。  最近のインフレ動向は予想よりわずかに高いが、水準は中期的な目標も沿ったものであり、9月までの基調インフレ率は前年比2.5%程度の上昇で、総合消費者物価指数(CPI)はそれをやや下回る水準だ。炭素税導入は7―9月期の消費者物価に影響を与え、今後数四半期は小幅に一段と影響を与える可能性がある。  労働市場は過去数カ月間に総じて幾分か弱まり、失業水準はわずかに上昇した。この状況は、現在の資源セクターの強さの影響を直接受けていないセクターで、労働コストの圧力を和らげるだろう。この点と、生産性が引き続き改善していることは、これまでの為替レートの上昇による物価への影響が後退しているため、インフレを低水準に維持するために必要となるだろう。
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