円のボラティリティが17カ月で最高 - 1.18 日
18日の外国為替市場では来週の日本銀行会合をにらんで円のボラティリティが1年5カ月ぶりの高水準となっている。21、22両日の政策決定会合で日銀が追加緩和策を打ち出すとの観測を背景に、円はドルに対して2年半ぶり安値を付けた。週間ベースでは10週連続の下落に向かっている。
内閣官房参与で、安倍晋三首相のブレーンとして知られる浜田宏一エール大学名誉教授は18日、為替相場の適切な水準について「1ドル=100円くらいが良い水準ではないか」と発言した。
オプションプレミアムが示す円のボラティリティは一時、2011年8月以来最高の17.4%となった。ロンドン時間午前7時8分現在は1ポイント上昇の17.3%。
円は対ドルで1ドル=90円21銭と10年6月23日以来の安値を付けた後、前日比0.3%安の90円13銭での取引。対ユーロでは一時、0.4%安の1ユーロ=120円71銭を付けた。これは11年5月4日以来の円安・ユーロ高。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3386ドル。
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