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円が2年9カ月ぶり安値付近から小反発、G20控え要人発言を警戒 - 2.12 日

円が対ドルで2年9カ月ぶりの安値付近から小幅反発した。米財務次官の発言を手掛かりに円売りが加速した海外市場の流れが引き継いで始まったが、週末に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて、円安批判への警戒から一段の円売りには慎重姿勢が広がった。 ドル・円は11日の米国市場で一時1ドル=94円46銭まで円安が進み2010年5月以来の円安値を更新。この日の東京市場も94円前半での推移が続いたが、午後は円がじり高となり、一時は93円87銭まで値を戻す場面が見られた。午後3時11分現在は93円91銭前後で推移している。 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、欧州中心に日本の円安姿勢に対して非難めいた発言が続いており、G20を控えて「ここまで急ピッチに進んだ円安に対して海外当局から圧力がかかるのではないかという思惑が引き続く」と予想。「いくら日銀の追加緩和があるとか安倍政権が円安思考を強めているといっても、円売りが続いてくると段々ドル・円の高値警戒感が出てくる」と話した。 円は対ユーロでも海外時間に1ユーロ=123円後半から一時126円64銭まで下落。この日の東京市場では126円前半でもみ合った後、午後に125円後半まで値を戻した。 一方、朝鮮中央通信は、北朝鮮が地下核実験を実施したと報じた。ドル・円相場は94円37銭前後まで円安に振れる場面があったが、市場の反応は限定的だった。 ユーロは先週、対円で10年4月以来の高値となる127円71銭まで上昇。対ドルでも月初に1ユーロ=1.3711ドルと11年11月以来の高値を付けたが、11日には1.3325ドルと1月24日以来の安値まで下落し、この日の東京市場でも1.3400前後から1.33ドル後半へじり安の展開となった。
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