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円は対ドルで96円付近、日銀副総裁案めぐり円買い圧力残る - 3.13 日

円が対ドルで1ドル=96円ちょうどを挟んで推移している。日本銀行副総裁の人事をめぐって、民主党が岩田規久男学習院大学教授を充てる案に反対する方針を決めたことに反応した海外市場での円買いの流れを引き継いでいる。 午前11時6分現在のドル・円は95円95銭前後。一時は95円74銭前後まで円高・ドル安が進み、その後は96円10銭前後に戻す場面もあった。ブルームバーグ・データによれば、円は主要16通貨のうちスウェーデンクローナなど3通貨を除く通貨に対し前日終値比で高く推移している。 民主党の岩田日銀副総裁案への反対方針決定に関しては、前日の海外市場で円買いを後押しする格好となり、円は対ドルで5営業日ぶりに上昇した。通貨オプション市場では、ドル・円の3カ月物リスク・リバーサル(25デルタ)が一時マイナス0.0325%と、昨年7月11日以来の水準まで低下し、円を買ってドルを売る権利を確保しようとする動きが強まった。この日はマイナス0.0125%を挟んでの展開となっている。
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