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円、3営業日連続で全面安-黒田日銀の政策決定の影響根強く残る - 4.8 日

外国為替市場で円は3営業日連続で全面安の展開。日本銀行の黒田東彦新総裁が先週打ち出した強力な金融緩和を背景に円売り圧力が根強く残った。 この日は早朝から円安が進行。ドル・円相場は2009年6月以来の水準である98円台まで一気に円が売られた。貿易収支の赤字が市場予想を上回った2月の国際収支状況(速報)の発表後には、一時98円85銭まで円が下落した。 米労働省が5日に発表した3月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比8万8000人増と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想を大きく下回る結果となった。ニューヨーク時間の外国為替市場ではドル売りが一時強まる場面も見られたが、日銀の金融緩和の余韻が強い中、ドル・円は97円後半まで円安に進み、円売りの流れは変わっていない印象を与えた。 円は、黒田総裁の初の金融政策の発表があった先週後半以降、主要16通貨に対して全面安の展開が続いている。この日のユーロ・円は一時1ユーロ=128円44銭と10年1月以来の円安値まで下落した。 日銀は4日開いた決定会合で「質的・量的金融緩和」を導入。消費者物価の前年比上昇率2%という「物価安定目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現すると表明した。そのための手段として、マネタリーベースは2年間で約2倍に、日銀の国債保有額とその平均残存期間を2年間で倍以上に拡大することを決めた。 米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴマーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)で先物取引非商業部門の円 の売り越しは2日時点で7万8171枚と、前週(3月26日時点)の8万9149枚から縮小した。一方、ユーロ の売り越しは6万5701枚と前週の4万9095枚から拡大し、昨年11月以来の高水準となった。 ユーロ・ドル相場は前週末に一時、1ユーロ=1.3040ドルと先月25日以来の水準までユーロ高・ドル安が進行。その後はユーロが伸び悩む展開となり、この日の東京時間では1.29ドル台を中心に取引された。
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