ドルが一時4年7カ月ぶり102円台-ドル高継続、午後円買いも


5/13 日
外国為替市場ではドルが対円で一時4年7カ月ぶりとなる1ドル=102円台へ上昇した。米国の景気回復期待や早期の量的緩和縮小観測を背景としたドル高の流れが継続。前週末の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で円安を当面容認する姿勢が示されたこともあり、ドル買い・円売りが先行した。 ドル・円相場は101円後半で週明けの東京市場を迎えると、午前8時すぎに一時102円15銭と2008年10月以来の水準までドル高・円安が進行。ただ、その後はドルの上昇も一服し、午後には101円半ばまで円が買い戻される場面が見られた。午後3時40分現在は101円66銭前後で取引されている。 ユーロ・ドル相場は、前週末に1ユーロ=1.3000ドルを割り込み、一時1.2936ドルと5週間ぶりの水準までユーロ安・ドル高が進行。週明けの取引では1.29ドル後半でドルが底堅く推移した。 米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は10日、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策による刺激の効果もあって、今年の米経済は2%成長になる可能性が高いとの見通しを示した。総裁はまた、FRBの資産膨張は「やっかいな状況」を引き起こす恐れがあるとし、今の米金融政策は長期的な「リスク」をもたらすと述べた。 先週は米国の景気回復期待や早期量的緩和縮小観測などを背景にドルが全面高となり、ドル・円相場は約4年ぶりに心理的節目である100円台を突破。日本の証券投資データで投資家による外債の買い越しが確認されたことも円売りの手掛かりとなり、週末には102円目前までドル高・円安が進んだ。 ドル指数 は9、10日に2日間の上げ幅としては昨年7月以降で最大を記録。米10年債利回り は13日の取引で約7週ぶり高水準を付けた。 ドル高の流れが続く中、この日は米国で4月の小売売上高 が発表される。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値によると、4月は前月比0.3%減少のもよう。ただ、自動車とガソリンを除く売上高は増加が見込まれている。 ドイツ銀行の通貨ストラテジスト、ジョン・ホーナー氏(シドニー在勤)は、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、「米国の景気回復は現時点で定着しており、これ以上の刺激策は必要ない」と述べ、「われわれは米金融当局は年後半のある時点で債券購入を減らすとみており、それがドルをより広範囲に押し上げるだろう」と語った。



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