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円全面高、日本株大幅反落でリスク回避-ドル・円は101円割れ - 5.27 日

円がほぼ全面高となった。日本株 の大幅反落を背景にリスク許容度の低下が意識され、円は買われやすい展開が続いた。 午後3時40分現在のドル・円相場は100円97銭前後で、一時は100円80銭まで円買いが進む場面が見られた。ユーロ・円相場も一時、1ユーロ=131円27銭まで円買いが進行。同時刻現在は130円59銭前後となっている。 シティバンク銀行個人金融部門の二瓶洋FXマーケットアナリストは、「株に連動しながら動いている状態で、投資家がまだ慎重姿勢を拭い切れておらず、不透明感が漂っている状況は変わらない。それがきょうの日本株の下げ、ドル・円の上値が重い展開につながっている」と説明した。 27日の東京株式相場は大幅反落。日本株の代表的な株価指数であるTOPIX はこの日の安値で引けたほか、日経平均株価 は一時600円近く下げる場面があった。 先週は22日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言などを受け、米量的緩和の縮小観測が強まり、米長期金利の上昇を背景にドル高が進行。ドル・円は一時2008年10月以来のドル高・円安水準となる103円74銭を付けた。しかし、翌23日には日本株の暴落を受け、リスク回避に伴う円買いが活発化し、週末には10日以来の水準となる100円67銭までドル安・円高が進んだ。 米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴマーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)で、ドル・円先物取引非商業部の円 の売り越し幅は21日時点で9万5186枚に拡大し、07年7月以来の高水準となった。前週14日時点の売り越し幅は8万8407枚だった。 また、ユーロ・ドル先物取引非商業部門のユーロ の売り越し幅は8万949枚と前週の4万6921枚から大幅拡大し、半年ぶりの高水準となった。 ユーロ・ドル相場は前週末に独Ifo企業景況感指数の予想外の改善を手掛かりに一時、1ユーロ=1.2993ドルまでユーロ買い・ドル売りが進んだが、その後発表された米国の耐久財受注が予想を上回る伸びとなると、1.29ドル台前半へ反落。この日の東京市場では1.29ドル台前半でもみ合う展開となった。
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