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円上昇、株安でリスク回避-対ドルで100円前半、米量的緩和縮小観測 - 6.3 日

東京外国為替市場で円が上昇。不安定な株式相場をにらみながらの展開が続く中、日本株の下落を背景にリスク回避に伴う円買いが優勢となった。 この日のドル・円相場は金融機関の仲値公表が集中する午前10時前後に1ドル=100円72銭を付ける場面があったが、午後に入り日本株が下げ幅を拡大すると円買いが強まり、前週末に付けた3週間ぶり円高値(100円22銭)に接近した。午後3時半前後には100円26銭まで円が買われた。 ユーロ・円相場は朝方に1ユーロ=130円44銭まで円が強含んだ後、いったん130円99銭まで円が売られたが、午後には再び円買いが優勢となり、130円半ば付近へ値を戻した。 前週末の海外市場では米消費者マインド指数やシカゴ地区製造業景況指数が予想を上回ったことから一時101円台前半までドル買い・円売りが進んだが、米量的緩和の早期縮小観測から米国株が下落すると、リスク回避を伴う円買いが進行。週明けの東京市場でも午後にかけて株安・円高の流れが鮮明となった。   株式相場を中心に不安定な展開が続く中、今週は米国で5月のISM製造業景況指数や雇用統計など主要経済指標の発表が相次ぐ。 米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴマーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)で、ドル・円先物取引非商業部の円 の売り越し幅は5月28日時点で9万9769枚と前の週の9万5186枚から拡大し、2007年7月以来の高水準を更新した。 また、ユーロ・ドル先物取引非商業部門のユーロ の売り越し幅は8万4644枚となり、前の週の8万949枚から拡大した。 ユーロ・ドル相場は30日に1ユーロ=1.3061ドルと3週間ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた後、ユーロ圏の4月の失業率が過去最悪となったことを嫌気して、週末に一時1.2944ドルまでユーロ安が進行。一方、週明けの東京市場では一時1.3019ドルまでユーロがじり高となった。 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日、上海でのスピーチで、ユーロ圏の経済見通しは厳しいものの、年内の景気回復をなお予想していると語った。
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