イタリアではベルルスコーニ元首相を支持する閣僚が辞任し、レッタ首相率いる連立政権が崩壊の瀬戸際に立たされている。レッタ首相は10月2日の信任投票実施を要請すると表明。脱税で有罪が確定したベルルスコーニ元首相が解散総選挙を求める考えを示したことに対抗するもので、ユーロ圏第3の経済規模を持つイタリアの政局は一段と混迷が深まった。
ユーロ・ドル相場は前週末に一時、1ユーロ=1.3569ドルと約1週間ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けたが、その後1.35ドル台前半へ反落。週明け早朝の取引ではユーロ・円につられる形で一時1.3479ドルまでユーロ安が進み、その後は1.34ドル台後半を中心に推移した。
中国の製造業活動を示す民間の指数は9月、市場予想に反して速報値から下方修正された。9月の中国製造業購買担当者指数(PMI )改定値は50.2。23日に発表された速報値およびブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想中央値の51.2を下回った。
ドル・円相場は週明け早朝に1ドル=98円ちょうどを割り込むと、一時97円69銭と8月29日以来の水準まで円買いが進行。円買い一巡後は97円台後半でもみ合いとなった。
USDJPY
ドルは対オーストラリア・ドルでドルは対スイスフランでは0.9067から0.9045まで急落した。