ユーロは米ドル対で強調、英国ＧＤＰに焦点 - 10.25 日

ユーロは対米ドルで強調展開が続いた。１０月のユーロ圏購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は、総合が５１．５となり、２年ぶり高水準を記録した前月の５２．２から低下し、予想の５２．５も下回った。サービス業PMIは50.9と、9月の52.2からやはり低下。製造業PMIは51.3で、9月の51.1から小幅に上昇した。スペイン銀行（中央銀行）によると、7-9月期の同国成長率は0.1％となり、リセッション（景気後退）から脱したことが好材料になり、EURUSD相場はやや強調。

米ドルには引き続き下押し圧力がかかっている。米失業率１０月の米製造業ＰＭＩ速報値５１．１の１年ぶりの低下と金融緩和の継続が主な押し下げ要因となっている。米国ドル指数は、さらに低下し支持線の79の水準で低迷。この水準をブレイクアウトーしたら、大幅下落の恐れがあると予想。

日本の総務がで発表された９月の全国の消費者物価指数（ＣＰＩ、2010年＝100）は、前年同月比0.7％上昇し、現行の金融政策の成果を示していた。生鮮食品を含む総合は100.6と、1.1％上昇した。食料・エネルギーを除く総合は98.5と前年同月比で横ばいと、08年12月以来のマイナス脱却となった。結果としては、円高が進んでおり、97.00値を超えた。

先日カナダで発表された金融政策発表の影響で軟調に逆転したUSDCAD相場は、上昇トレンドに戻っている。

英ポンドは対ドルで1.6259近値に推移しており、近将来は10ヶ月ぶり高値を更新する可能性がある。

10月のドイツIfo景況感指数

英国ＧＤＰ成長率速報値

9月の米国の耐久財受注