- マーケット分析
- 市場概観
強まったリスク選好の下で米ドル・円相場は6ヶ月ぶり高値更新 - 11.25 日
イランの核開発を制限する合意を受けて強まったリスク選好は市場のドライバーになった。この状況の中、円売りが強く、ドル円相場は6ヶ月ぶり101.90円の高値をつけた。相場の上昇トレンドが継続しているが過剰売りの示唆が出ているので相場が引き続き高値を更新したらトレンドの逆転に注意すべき。
ユーロは円対で4年ぶり137.97円の高値をつけた。円安及び独・強調な11月ZEW景気期待指数がその背景にある。上昇トレンドが続くと見込むが、トレンドがいつでも逆転する可能性が高い。
本日のEURUSD相場は1.3559ドルをつけ、前の水準に戻った。ECBには一段の利下げの用意があり、技術的には中銀預金金利をマイナスにする準備ができているとの欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのハンソンの発言は、ユーロ売りを強めた。EURUSD相場は1.3512ドル近付で推移し、短期的に売り方向が強く見られるが、次の下値支持線は1.3485ドル。
米・10月中古住宅販売仮契約指数
※発表予定の統計が少なく、米国の感謝祭による木曜日の休場のため、今週の取引高が減少すると予想。