朝方に発表した豪・雇用統計によると、全体の雇用者数 は2万1000人増加。失業率 は5.8%と、前月の5.7%から上昇した。
堅調な雇用統計にもかかわらず豪ドル・米ドル像場は続落。心理的な節目である0.90ドルの水準にほぼ迫り0.9009ドル台にとどまった。過剰売りシグナルを示唆しているテクニカル・インジケーターによりAUDUSD相場が反発する可能性が高まっていく。
AUDUSD
ニュージーランド中央銀行が政策金利を2.50%据え置くこと決定した後、ニュージーランドドルは対米ドルで上昇傾向に逆転した。反発したNZDUSDはローソク足パターンを形成し1.0%増、0.8200ドルから0.8280ドルまで上昇してきた。上昇トレンドが0.8331ドルのキャップまで続伸し、そのラインを上抜くことを見込む。
NZDUSD
その他、米ドル指数は79.81ドルと6週間ぶり安値周辺に推移。背景には、FRBの金融緩和縮小が来週から始まるとの懸念でリスク選好が悪化したことがある。ユーロ・ドル相場は1.3800ドルまで続伸し6週間ぶり高値をつけた。強気のユーロの要因は、ドラギ総裁の議会証言及び製造業PMI指数発表への期待感が広まること。最後に、USDCHF相場はスイス中央銀行の金融政策発表を控え1.0576フラン付近。
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