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先週の新興国の通貨が大幅下落 - 1.27 日

先週は新興国の通貨が大幅下落した。「下落リーダー」は18%安となったアルゼンチン・ペソ。アルゼンチンだけを見ることも良いのだが、新興国へ影響を与える世界要因は2つだった。米国の国債買い入れ策縮小に伴う国際貿易や国際取引などの場合にドル需要が非常に高まってくるが、ドル不足の状態が生じる懸念が広まっている。ドル供給不足は利上げとドル金利の上昇をもたらす可能性があり、国際ファンドはドルを購入し始めた。2つ目の要因は、中国経済成長の鈍化と中国の銀行間市場における流動性不足である。年初以来元ドルの相場がほぼ相変わらずだったが、1997-1998年の東南アジア通貨危機のような危機が起こり得るとの懸念がある。



先週はドル指数が大幅に下落した。FRB議長の交代で国債購入プログラム縮小が延期するとの見方がある。買い入れ策が縮小する場合はドル指数が上昇してくると予想。本日は米・12月新築住宅販売件数(24:00時発表)が出る。予想はネガティブ。

ドル円相場は7週間ぶり安値をつけた。円とスイスフランは歴史的に「リスク回避通過」として見られているので、円もフランも堅調に推移している。朝方、貿易収支の赤字が2倍となったことを受け、円安が進行。



危機のような状況下では、当然、金(XAUUSD)がリスク回避商品として上昇してきた。また、カナダのバリックゴールド社が金の在庫を減らすとの発表が金相場の上昇へ貢献した。貴金属の相場が引き上がらなければ、南アメリカ、カナダ、オーストラリアの数社も金在庫を減少することを発表した。5週間連続金相場が上昇しつつあるが、エコノミストの予想はネガティブ。


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