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ドル指数は大きな変更がない - 4.24 日
ユーロドル相場(EURUSD)は上昇。昨日、ユーロ圏の4月の製造業購入担当者指数 が発表された。米国と違って、3年間ぶりの最大で予想を上回った。今日10時にドイツのIFO経済研究所も製造業購入担当者指数を発表。欧州の隣国であるウクライナ情勢の緊迫化で悲観的な結果が見越される。投資家の注目の的は今日、欧州中央銀行ドラギ総裁の講演になる。 英ポンド(GBPUSD)はイングランド銀行が議事要旨を発表したことを受け、下落した。経済回復は予想と違ってよそ早くなってきた。イングランド銀行のある経済学者によれば、この結果、今の0.5%利上げはさらに延期される可能性があるという。3月のインフレ率は2009年10月以来の1.6%最低。2月の失業率は6.9%まで減少、平均年収は2010年4月から初増加。国内総生産は今年3.4%増加と見込まれるが、去年は1.7%しか伸びなかった。
明日、1時30分に日本で3月の重要なマクロ経済指標は出る。予想によると (ドル円のチャートで下落として反映)円は上昇。日銀はインフレ率が2%に達成した後、債券購入を中止しようと見方を示した。3月のインフレ率は5年間ぶりの最大1.4%になると見越される。4月の東京都区部コアCPIにご注目する方がいい。普段、5月に発表される予定インフレ率を見極めることができる。東京都区部コアCPIは1992年以降の最大2.8%増加可能だと見通される。当指数は消費税が引き上げられて以来、初めての発表。