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海外株:下落、ウクライナ情勢への懸念が再燃 - 8.13 日

12日の米国株は下落。投資家は地政学的動向を注視している。エネルギー株は下落。ロンドンの北海ブレント原油の大幅安が影響した。S&P500種株価指数 は前日比0.2%低下の1933.75。ダウ工業株30種平均は9.44ドル(0.1%)下げて16560.54ドル。S&P500種は7月24日に記録した最高値1987.98からは最大3.9%下落した。イラクやイスラエル、ウクライナでの紛争によって世界経済の成長ペースが減速するとの懸念が背景にある。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は0.7%下げて14.13だった。S&P500種産業別10指数 のうち7指数が下げた。この日のロンドンの北海ブレント原油は1年1カ月ぶり安値で引けた。国際エネルギー機関(IEA)は供給のだぶつきを指摘し、中東で供給障害が起きるリスクが相殺されていると分析した。 米国はロシアに対し、人道支援という名目で軍を派遣しないよう警告したものの、ロシアからウクライナ東部に向けて支援車両が向かっている。ウクライナは現状のままでは国際的な取り決めに従っていないことを理由に、入国を認めない方針を示した。ロシアのラブロフ外相とシュタインマイヤー独外相が救援部隊の支援をめぐり電話会談したことがロシア外務省のウェブサイトで発表されると、株価は下げ幅を縮小した。



欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前日に4月以来の大幅高となっていた。ロシアの支援物資を乗せたトラックがこの日、ウクライナに向け出発した。ドイツの化学メーカー、ヘンケル は2011年9月以降で最もきつい値下がり。ウクライナや中東情勢を受け、利益の伸びが鈍化する見通しを示した。英リテールブローカー、ハーグリーブス・ランズダウンは2.9%下落。同銘柄の売りをUBSが勧めた。一方、英保険会社プルーデンシャルは2.2%上昇。上期利益が予想を上回った。ストックス欧州600指数 は前日比0.2%安の328.74で終了。イラクやウクライナ、パレスチナ自治区ガザをめぐる危機の高まりを背景に、同指数は先週2.1%下落したが、ロシア空軍がウクライナ国境付近での演習を終了したとの報道を手掛かりに、前日は1.4%上げた。ロシアはこの日午前、食料や医薬品、飲料水などの人道支援物資を届けるためウクライナ南東部に向けトラック280台を派遣した。



東京株式相場は3日続伸。日本の4-6月期の国内総生産(GDP)の落ち込みが予想の範囲内にとどまり、為替の安定も好感された。鉄鋼や非鉄金属など素材関連株、海運株が上昇。金融や不動産株も買われた。

6月の米求人件数 をきっかけにドルは上昇。米労働省が発表した6月の求人件数は9万4000件増加の467万件 と、2001年2月以来の高水準となった。前月は458万件(速報464万件)に修正された。13日に発表される7月の米小売売上高について、エコノミストらは0.2%増加を予想。6月は0.2%増加だった。先物市場の動向に基づくと、来年10月までにフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が少なくとも0.5%に引き上げられる確率は約79%として織り込まれている。

原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は反落。国際エネルギー機関(IEA)は供給のだぶつきを指摘し、中東で供給障害が起きるリスクが相殺されていると分析した。ロンドンの北海ブレント原油は1年1カ月ぶり安値。



砂糖先物相場はUSDA発表を受け続伸することが見込まれている。

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