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海外株:続伸、S&P500は最高値に接近 - 8.20 日

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は最高値に近づいた。予想を上回る決算を背景に小売株が上げた。インフレ圧力が引き続き抑制されていることを示す統計や住宅着工件数の増加が買い材料となった。米国株の時価総額は過去1カ月で7100億ドル余り回復している。国際情勢に関する懸念を受け、主要国中銀が緩和的な政策を続けるとの楽観が背景にある。

S&P500 Daily

S&P500種 株価指数は前日比0.5%高の1981.60で終了。最高値まであと0.3%に迫った。ダウ工業株30種平均は80.85ドル(0.5%)高の16919.59ドルで終えた。ナスダック総合指数 は4日続伸。0.4%上昇し、2000年以来の高値となった。アップルは1.4%高の100.53ドルと終値ベースの最高値を更新した。米商務省が発表した7月の住宅着工件数 (季節調整済み、年率換算、以下同じ)は109万戸と、前月の94万5000戸(速報値89万3000戸)から15.7%増加した。 ナスダック総合指数は2月の安値から13%戻している。終値ベースでは2000年3月31日以来の高値。S&P500種の株価収益率(PER、実績ベース)は17.8倍と、2010年以来の高水準近くにある。

ストックス欧州600指数 は前日比0.6%高の335.49で終了。直近の安値となる8日の水準を3.3%上回っている。前日はウクライナとロシアをめぐる紛争の懸念が和らぎ、1.2%上げた。コンテナ海運最大手のAPモラー・マースクは4.9%高。通期利益見通しの上方修正が買い材料。インペリアル・タバコは2.3%値上がり。売上高の減少幅がアナリスト予想より小幅だった。英建設会社バルフォア・ビーティーは3.2%上昇。同社への買収提示額を英同業カリリオンが引き上げた。一方、英・オーストラリア系鉱山会社BHPビリトンは4.9%下落。通期利益が市場予想に届かなかった。

USD/JPY weekly

東京株式相場は、TOPIXが小幅ながら8営業日ぶりに反落。連騰による高値警戒感からの売りに押され、その他金融や保険など金融株、電力や建設、非鉄金属株などが安い。半面、米国住宅統計の改善や地政学リスクの後退、為替の円安推移は終日相場の下支え要因となった。

Brent Oil weekly chart

原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は大幅続落し、7カ月ぶり安値。最終取引を明日に控えた9月限を売って、割安の期先物を買う動きが活発になった。WTI先物9月限は前日比1.93ドル(2%)安の1バレル=94.48ドルで終了。終値ベースで1月17日以来の安値。中心限月となる10月限は89セント安の92.86ドル。

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