ユーロ急伸、利上げ期待で1.4000ドル超える | IFCM ジャパン
IFC MarketsオンラインCFDブローカー

ユーロ急伸、利上げ期待で1.4000ドル超える - 3.7 日

外国為替市場では、ユーロが昨年11月以来の1.4000ドル以上の水準に急伸した。米国2月の雇用統計がやや期待はずれだったことや、ユーロ圏での利上げ期待が続いたことに投資家が反応した。一方、北アフリカと中東での混乱が激化し、原油相場は押し上げられ、投資家はスイスフランや金などの安全資産に逃避した。

しかし、金利差の拡大が相場を動かす主な要因となった。投資家らは、欧州中央銀行が早ければ4月にも利上げすると予想する一方、米連邦準備制度理事会ははるかに長く政策金利を緩和的な水準にとどめるとみている。ECBのトリシェ総裁が3日の理事会後の記者会見で予想外にタカ派的な論調だったことを、投資家らは消化し続けた。その結果、欧州での金利上昇観測が、米 2月の雇用統計に勝った。

2月の雇用統計は米国経済が着実に回復しつつあることを示し、失業率はほぼ2年ぶりに9%を下回り、雇用市場の回復を裏づけた。しかし、非農業部門就労者が19万2,000人の増加にとどまり、20万人増の市場予想を下回ったため、市場の失望を呼んだ。雇用統計は待望のドル反発にはつながらず、むしろユーロがドルに対して4カ月ぶりの高値をつける結果となった。 北アフリカと中東で続いている混乱も、リスク通貨を圧迫した。リビアの石油生産施設近くでの戦闘が報じられ、原油相場が上昇した。同時に、スイスフランなどの安全資産も押し上げられ、スイスフランはドルをはじめ多くの通貨に対し全面高となった。

加えて、スイス国立銀行(中央銀行)も近く利上げするとの市場観測が、スイスフランの上昇要因になった、とスタンダード銀行のストラテジスト、スティーブン・バロー氏は語った。このほか、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が次回の政策会合で利下げする可能性があるとの観測で、ニュージーランドドルは下落し、米ドルに対して5 カ月ぶりの安値をつけた。

IFCMトレーディング・アカデミー
投資を学ぶ
  • コースを取って、
trading academy

関連項目

image
当方の分析ツールとカレンダーを利用して、投資を開始して下さい。
image
当方の投資アドバイザーから 市場分析ラボ
Close support
Call to Skype Call Back