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ソブリン債懸念が再燃で、ドルが対ユーロで反発 - 3.8 日

ユーロ圏のソブリン債危機に関する懸念が再燃し、投資家がユーロから資金を引き揚げたため、ドルはユーロに対して若干反発した。 中東・北アフリカの地政学的混乱が拡大するとの懸念が強まったため、各市場にリスク回避の波が押し寄せ、米国株式市場は下落し、ドルに安全逃避の買い需要が集まったようだと、一部の市場関係者は指摘した。リビアでの激しい戦闘は同国の石油インフラに被害を与えかねないとの懸念を背景に、原油先物価格は上昇した。週内にサウジアラビアで複数の抗議活動が予定される中、投資家は高リスク通貨を回避した。

ドルはこのところ安全通貨としての地位を享受できずにおり、最近数週間はユーロや円、スイスフランに対して下落していたが、株価が下落したことで投資家はドルに資金を戻したとアナリストらは指摘した。7日のダウ工業株30種平均は原油価格の上昇を背景に前週末比0.66%安で引けた。

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