ユーロ1週間ぶり安値、ECB通過で債務問題焦点


6/10 日
ユーロが一段安の展開となり、対ドルでは再び1ユーロ=1.45ドル台を割り込み、1週間ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)の定例政策委員会を通過し、7月後の利上げ継続期待が醸成されない中、再び域内の債務問題も意識されやすく、ユーロ売り圧力が強まった。ユーロ・ドル相場は午前の取引で1.4551ドルまで値を戻す場面もあったが、午後にかけてじり安に展開し、一時は1.4465ドルと、3日以来の安値を付けている。午後3時40分現在は1.4485ドル近辺で推移。ユーロ・円相場も一時1ユーロ=115円86銭と、2日以来の水準までユーロ安が進み、同時刻現在は116円04銭で取引されている。 一方、朝方に1ドル=80円47銭と、3日以来の高値を付けていたドル・円相場は対ユーロでのドル売りが波及する局面があり、一時80円03銭まで押し戻された。同時刻現在は80円12銭付近で取引されている。 ECBは前日の会合で政策金利を1.25%に据え置くことを決定。トリシェ総裁は記者会見で、最新のデータは「インフレに対する上方向の圧力が続いていることを示した」とし、「強い警戒が必要だ」と言明しており、市場では来月の利上げ実施がほぼ確実視されている。 ただ、ECBは今年のインフレ見通しを2.6%と、3月時点の予想値2.3%から上方修正した一方で、来年については警戒の目安としている2%程度を下回る1.7%に据え置いた。これを受けて、前日の欧州債市場ではドイツ債が買われ、同2年債の利回りは1.6%台前半と、今月1日以来の水準に低下した。



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