高金利通貨が下落、世界的な景気懸念背景に | IFCM ジャパン
IFC MarketsオンラインCFDブローカー

高金利通貨が下落、世界的な景気懸念背景に - 11.22 日

米欧の動向を受けて世界的危機の発生や世界経済成長の悪化のリスクが拡大するなか、商品相場および新興市場通貨から大量の資金が流出し続けた。しかし、主要通貨相場では、24日の米感謝祭の祝日を控えて出来高が減少し、一服する展開となった。ここ数週間注目の的となったユーロは、ドルに対して狭い値幅内で推移し、円に対しても同様に推移した。例外となったのは、英ポンドだった。英ポンドはチャート上の主要な下値支持水準を突破した後、ロンドン市場の取引序盤に大口の機関投資家によって売り込まれた。 ただそれでも、米国の財政赤字削減策に取り組む米議会の超党派特別委員会が、23日の期限までに歳出削減案について合意しないという兆しが見られたことから、投資家がこれを嫌気し、株価は下落した。同委員会が合意に達しなければ、向こう10年間で1兆2000億ドルの財政赤字削減を目指す現在の取り決めに基づき、最初の自動的な歳出削減が行われることになる。ユーロ圏崩壊の懸念が高まっている上に、こうした展開を受けて、投資家らは世界的な景気減速や、世界規模の危機についても警戒した。しかし、市場の混乱からの逃避を求める投資家は引き続きドルに資金を移しており、米財政赤字削減交渉が最終的に今後数年間でどの程度進むかについて懸念があるにもかかわらず、こうした政治的行き詰まりがドルへの資金流入を食い止めるほどの悪材料にはならなかった。 このようにドルへの資金流入が続くなか、最も大きく下げたのは、オーストラリアドルとカナダドルだった。オーストラリアドルは前営業日比1.5%、カナダドルは同0.94%下落した。中南米通貨の多くも、メキシコペソを中心に下げる展開となり、メキシコペソは1ドル=14.055ペソまで下げ、前週末比2.4%安となった。
IFCMトレーディング・アカデミー
投資を学ぶ
  • コースを取って、
trading academy

関連項目

image
当方の分析ツールとカレンダーを利用して、投資を開始して下さい。
image
当方の投資アドバイザーから 市場分析ラボ
Close support
Call to Skype Call Back