ユーロが対円2カ月ぶり高値、中国の欧州支援に期待-ドル78円台


2/15 日
ユーロが値を戻し、対円では約2カ月ぶりの高値を付けた。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が欧州連合の債務危機解決に向けた取り組みに参加する可能性を示唆したことが伝わり、期待感からユーロが買い戻された。ユーロ・円相場はこの日の欧州時間に開催予定だったユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が電話会議に変更されたことを受けて、1ユーロ=102円87銭までユーロ安に振れていたが、人民銀総裁の発言内容が伝わると一時103円47銭と、昨年12月12日以来の水準まで値を戻した。午後2時12分現在は103円43銭での推移。 ドル・円相場は一時1ドル=78円66銭と、昨年11月1日以来の水準までドル高・円安が進行。前日の日本銀行による追加緩和を受けて、リスク選好の流れが続いており、主要16通貨に対して円が全面安となった。ユーロ・ドル相場も一時、1.3174ドルに反発した。日銀は14日開いた金融政策決定会合で、資産買い入れ等基金を「55兆円」から「65兆円」に拡大することを全員一致で決定。さらに、従来の「中長期的な物価安定の理解」を「中長期的な物価安定のめど」に変更した上で、「消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラスの領域にあると判断しており、当面は1%をめどとする」とした。 ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が14日までに電子メールで発表したところによると、15日にブリュッセルで予定されていた会合は中止され、ギリシャ支援については電話での協議となった。EUの欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)のいわゆる「トロイカ」とギリシャの間でまだテクニカルな作業が残っていることなどが理由という。
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