ユーロが反発、株価持ち直しでリスク回避緩和-ECBオペを注視 | IFCM ジャパン
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ユーロが反発、株価持ち直しでリスク回避緩和-ECBオペを注視 - 2.28 日

ギリシャの格下げなどを受け、朝方は上値が重く推移していたが、欧州中央銀行による3年物資金供給オペを前に下値も堅く、株価の持ち直しを背景に午後にはユーロ買いが強まった。ユーロは対ドルで一時、1ユーロ=1.3452ドルまで上昇。前日の海外市場では1.3367ドルまで下落し、その後は1.3400ドル前後でもみ合う展開が続いていた。ユーロ・円相場も朝方に1ユーロ=107円前半までユーロ安・円高に振れた後、108円46銭までユーロが反発。株価の反発を背景にリスク回避圧力が弱まる中、ドルと円は主要通貨に対して反落した。 ドル・円相場は円買いが先行し、一時1ドル=80円02銭を付けたが、午後には下げ幅を解消し、前日のニューヨーク終値(80円61銭)をやや上回る80円66銭まで値を戻した。ECBはソブリン債危機が深刻化する中での流動性対策として、昨年12月21日の3年物オペで過去最大の4890億ユーロ(約52兆8900億円)を域内の銀行523行に供給した。ECBは2回目のLTROを28日に実施する。ブルームバーグがアナリスト28人を対象に行った調査結果によれば、銀行の応札額の予想中央値は4700億ユーロ。ECBのドラギ総裁は週末開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議後に、次回のLTROの後には銀行が与信を拡大するとの見通しを示した。また、金融市場での信頼感回復が通貨ユーロを「より安全な場所」にしつつあると語った。 ユーロ・ドルは前週末に昨年12月5日以来のユーロ高値となる1.3487ドルを付けたが、欧州が呼び掛けていた国際通貨基金(IMF)の資金枠増強の決定をG20が先送りしたことが失望を呼び、週明けには一時1.3367ドルまで反落。ユーロ・円も27日早朝に付けた10月末以来のユーロ高値109円93銭から107円19銭まで下落した。
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