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ドル高一服、対円で83円半ば付近-米国の住宅指標や金利動向に注目 - 3.19 日

ドル・円相場が1ドル=83円半ば付近で推移した。前週末発表された米国の経済指標が予想を下回ったことでドルの上昇が一服。半面、週内に発表される米住宅関連指標やそれを受けた米金利動向に注目が集まる中、積極的にドル売り・円買いを進める機運にも乏しく、ドル・円は小幅な値動きとなった。ドル・円は朝方に一時83円57銭までドルが買われる場面が見られたが、その動きも続かず、午後にかけては83円35銭付近まで伸び悩んだ。先週は日米金利差拡大を背景に一時84円18銭と約11カ月ぶりの水準までドル高・円安が進んでいた。 雇用や小売りなど予想を上回る米経済指標が相次ぐ中、13日のFOMC(米連邦公開市場委員会)声明では景気判断がやや引き上げられた。これを受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)に動くとの観測が後退し、米債券利回りが上昇。ドル・円と相関性が強いとされる日米2年債利回り格差は先週、昨年7月以来の水準まで拡大した。前週末に発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除いたコア指数が事前予想を下回る伸びとなり、3月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数は予想に反して低下。米指標の下振れを受け、外国為替市場ではドルに売り圧力がかかり、ドル・円は一時83円19銭まで値を切り下げた。 米国の景気・金利動向に注目が集まる中、今週は2月の住宅着工件数(20日)、中古住宅販売件数(21日)、新築住宅販売件数(23日)など住宅関連指標が相次ぐ。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト調査によれば、新築と中古を合わせた住宅販売件数は年率493万戸と、2010年5月以来の高水準が見込まれている。また、国内では22日に2月の貿易統計が発表される。ブルームバーグのエコノミスト調査の予想中央値は1200億円の赤字。1月は1兆4769億円と過去最大の赤字となり、外国為替市場で円売り材料となった。
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