ドル82円前半、海外勢の投げで一時3週間半ぶり安値 | IFCM ジャパン
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ドル82円前半、海外勢の投げで一時3週間半ぶり安値 - 4.3 日

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点からほぼ横ばいの82円前半。ドル買い/円売りを膨らませていた海外短期筋のポジション調整で一時81.55円と3週間半ぶり安値をつけたが、その後はジリジリと値を切り上げ、82円を回復した。豪ドル/米ドルは、豪中銀が声明で緩和に含みを持たせたことで一時1.04米ドルを割り込むなど軟調な展開となった。 ドルは朝方の高値82.23円付近から、海外短期筋の売りで午前9時前に一気に81.55円まで急落した。海外短期筋は3月30日のロンドン・フィクシング以降、ドル/円のロング・ポジションを積み増しはじめ、日銀短観を受けた2日の東京市場でドルは一時83.31円まで持ち上げられた。しかし、2日の午後に入ってドル買いの勢いが失速、「きのうは一日かけて、ファンド勢がドル・ロングの敗戦処理をしていた。今朝の売りは彼らの最後の投げだろう」(金融機関)という。 こうした中、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.25%に据え置くと発表した。一部に緩和期待があったことから、豪ドル/米ドルは一時1.0470米ドルまで上昇したものの、「声明が緩和に含みを持たせていた」(外資系証券)ことから、すぐに反転。発表前の水準を下回り、一時1.04米ドルを割り込んだ。市場では「トーンは完全にハト派的だ。国内経済に大幅なインフレ圧力がないことを考えれば、5月に利下げを実施する可能性はかなりある。また、経済成長率の見通しを引き下げた。中銀の経済に対する見解が変わったということだ」(UBSのシニアエコノミスト、マシュー・ジョンソン氏)との見方が出ていた。豪ドル/円も一時85円割れ目前まで売られ、これに連れてクロス円も上値を抑えられた。一方、ドル/円はジリジリと下値を切り上げ、82円を回復したが、「クロス円の重さが響いた。豪ドル/米ドルなどでドル買いの動きが強まった割には、戻りは鈍かった」(外為アナリスト)という。
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