円が全面高、世界景気の先行き不透明でリスク回避-対ドル82円後半 | IFCM ジャパン
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円が全面高、世界景気の先行き不透明でリスク回避-対ドル82円後半 - 4.3 日

円が主要16通貨に対して全面高となり、対ドルでは1ドル=82円台後半でやや値を戻す展開となった。オーストラリアの貿易収支が市場の予想に反して2カ月連続の赤字に陥ったことから、中国景気減速の世界的な影響が懸念され、リスク回避に伴う円買い圧力がかかった。円は対ドルで82円94銭を下値に強含みに推移。午前10時半に豪貿易統計が発表されると、豪ドルを中心としたクロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)での円買いが波及し、一時は82円63銭まで円高が進んだ。午前11時52分現在は82円68銭付近で取引されている。 ユーロ・円相場は1ユーロ=109円70銭までユーロ高・円安が進んだ後、108円96銭まで円が水準を切り上げた。オーストラリア統計局が発表した2月の貿易収支は、4億8000万豪ドルの赤字と、黒字回復を見込んでいた市場予想に反して、2カ月連続で赤字となった。輸出が前月比2%減少し、輸入も4%の減少だった。中国国家統計局は1-3月期の国内総生産(GDP)統計を13日に発表する予定。ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想では、前年比の成長率は8.4%と、昨年10-12月期の8.9%から鈍化が見込まれている。 米連邦準備制度理事会(FRB)が3日に公表した3月13日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、「数人のメンバーは、景気が勢いを失うか、インフレ率が2%を下回る状況が続きそうな場合は、追加の刺激策の実施が必要になり得ると指摘した」と記された。1月の会合では一部メンバーは、現在の経済情勢が「近い将来」の追加の証券購入実施を正当化し得るとしていた。今回の議事録では、追加刺激策の緊急性が低下したことが示された。東京市場のユーロ・ドル相場は一時1ユーロ=1.3184ドルと、3月22日以来の水準までドルが買われている。
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