円が安い、欧州不安後退でリスク回避一服-対ドルは80円後半


4/12 日
円が安い。欧州債務問題に対する過度の不安が後退し、世界的な株価の下落に歯止めがかかる中、リスク回避に伴う円高圧力が一服。クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)を中心に、円売りが優勢となっている。ユーロ・円相場は1ユーロ=106円ちょうど前後から一時106円33銭まで円が軟化し、午後1時45分現在は106円20銭前後。一方、ドル・円相場は1ドル=80円後半から一時81円07銭まで円が弱含んだが、ドルも他通貨に対して弱く、その後は81円ちょうどを下回って推移している。同時刻現在は80円88銭前後。 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3100ドル付近から一時1.3139ドルまでユーロ買い・ドル売りが進行し、午後1時45分現在は1.3130ドル前後。豪雇用統計の上振れを受け、対豪ドルでドル売りが強まり、ユーロ・ドルにもドル売りが波及した。11日の欧州債市場ではスペイン国債が上昇し、10年債利回りが年初来の最高から低下した。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事がECBの国債購入再開の可能性に言及したことが手掛かりで、イタリア国債も堅調だった。また、欧米株式相場は反発し、米国相場は6日ぶりに反落。12日の東京株式相場は、日経平均株価が8日ぶりに小反発している。 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン副議長は11日のニューヨークでの講演で、政策当局者が今後数年間は最大限の雇用という目標を達成することは恐らくなく、インフレは引き続き抑制されるだろうと述べ、FRBの「非常に緩和的な政策」を支持した。FRBが同日発表したベージュブックによると、経済は12地区全てで拡大が続いた。ベージュブックは「経済は2月半ばから3月遅くにかけて、緩やかないし穏やかなペースでの拡大が続いた」とし、「雇用は多くの地区で横ばいもしくは緩やかな増加が示された」と記述。ただ、ガソリン価格の上昇が経済の重しとなる可能性についても指摘した。
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