ドル79円後半、米国債償還の円買いが上値抑える - 5.15 日
午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わらずの79円後半。仲値に向けてやや上昇したものの、米国債償還・利払いに絡んだ円買いなどが上値を抑えた。
ユーロ/ドルは、ギリシャ政局不安などリスクオフの流れの中で4カ月ぶり安値を更新したが、午後3時にかけてはやや買い戻された。ユーロ/ドルは1.28ドル前半を中心に取引された。リスクオフムードがまん延する中で、約4カ月ぶり安値圏で推移したが、午後3時にかけてはその巻き戻しが入り、買いが優勢となった。
IMM通貨先物の取組(5月8日までの週)では、ユーロの売り越しは14万以上に積み上がっており、巻き戻しが入りやすくなっている。市場では「少しでもポジティブニュースが出れば、一時的にショートカバーで反発してもおかしくない」(外資系証券)との声が出ていた。
短期筋はユーロの一段安を予想し、ユーロプットの買いを進めている。行使価格は1.2500―1.2700ドルの間。
ユーロプットの買いが続いていることで、リスク・リバーサル25%デルタ1カ月物は2.3/1.8%のユーロプットオーバーとなっている。ユーロ相場の下落に備えようとする参加者が多くプットの値段がコールの値段より高くなっている状態だ。同リスク・リバーサルは4月末に1.5%付近のユーロプットオーバだった。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、イタリアの銀行26行の長期債務格付けと預金格付けを引き下げたと発表した。引き下げ幅は1─4段階で、格付け見通しはいずれも「ネガティブ」。ただし、格付け会社に対して市場で不信感が広がっていることもあり、反応は限定的だった。
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