ドル79.37円付近、「一気に79円割り込む展開にはなりにくい」との指摘 - 7.11 日


ドル/円は79.37円付近。前日は6月29日以来の安値となる79.22円まで下落したものの、日銀の追加緩和期待などもあり、下値はサポートされた。政府のデフレ脱却等経済状況検討会議がまとめた第1次報告は「急速な円高の進行など為替市場の過度な変動は、経済・金融の安定に悪影響を及ぼすものであり、引き続き、緊張感を持って市場の動向を注視し、必要な時には断固たる措置をとる」と明記。事前の調整段階よりも円高けん制トーンを強めていることから、「円を買いにくいムードも出ており、一気に79円を割り込むような展開にはなりにくい」(外為アナリスト)という。  もっとも、米10年債利回りが約1カ月ぶりの低水準にあることを踏まえると、「クロス円が反発したとしても、79.80円を超えてくるのは厳しいだろう」(同)とみられており、上値も限られる可能性が高い。

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