ユーロ売り優勢、欧州危機による景気悪化警戒-欧米指標待ち - 8.13 日
ユーロ売りがやや優勢の展開となった。中国経済の減速など世界景気の先行き不透明感が強まる中、14日発表のユーロ圏の域内総生産(GDP)を控えて、欧州債務危機の影響による景気悪化が意識されやすかった。米国でもあす以降、小売売上高などの経済指標の発表が相次ぐ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2290ドル前後から一時1.2261ドルまで軟化。その後、いったん1.2300ドル前後まで値を戻したが、午後には再び売りが優勢となり、午後4時現在は1.2283ドル前後となっている。 ユーロは対円でも1ユーロ=96円20銭前後から一時95円94銭まで下落。同時刻現在は96円17銭前後で取引されている。
一方、ドル・円相場は1ドル=78円前半での小動きで、日中の値幅は78円20銭を下値にわずか16銭にとどまった。この日発表された日本の4-6月期のGDPは4期連続のプラスとなったが、増加率は事前予想を下回った。 エコノミスト調査によると、14日に発表されるユーロ圏の4-6月期のGDPは前期比0.2%減が見込まれている。13日発表のギリシャのGDPは前年同期比7%減の見通し。
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